あとがき


 例によって例のごとくMIGの投稿用の一編です。テーマは「壊れそうなモノ。」もしくは「壊れる」なのです。今回は珍しくテーマに沿っています。(珍しくかよ)<
 ちなみにこっちでアップしてるのは「推敲版」なので、初期バージョンを見たい奇特な方は「MIG」でご確認下さい。

 さてさて、今回はわりとストレートに――黒いです。駄洒落で、おまけにブラックジョーク。黒アリスなのです。
 アンパンマンの世界にいても違和感の無いハンプティ・ダンプティを連想した瞬間、「こいつは割らねばなるまい」という結論に達し、アリスが自ら手を下すストーリーに流れるのはごくごく自然なことだと思うのですがどうでしょう(自然か?)
 オチを明確にするためには最後に「そしてアリスのお腹が大きな音を立てて鳴った。」ぐらい書いた方がわかりやすい(要はハンプティを食べようとしたってこと)かとも思ったが、最初のセリフで伏線張ってるし、蛇足っぽいのでやめてみました。皆さん、伝わってます?

 また、原作では「王様の家来〜〜」っていうフレーズがあって、これはマザーグースを踏襲しているものなのだが、今回の話ではあえて外しました。別に入れようと思えば入らないことも無かったのだが、無理からいれる事もなっかってことで。

 あと、ハードボイルド(固ゆで卵)ってことでマーロウの超有名セリフを引用してみましたが、素養がないとさっぱりわかんないので質のいい伏線とは言えないですね。ま、ステレオタイプな小道具を使って「ハードボイルドらしさ」を演出してるので、素養の無い人でもわからんこともないとは思いますが。
 文体自体もハードボイルドにしようかとも思いましたが、基本的にハードボイルドは一人称なので、今回の話には向かないと断念しました。ぶっちゃけ、油断するとすぐに「〜〜なのでした」と物語り調になってしまいそうなのを押さえる方が苦労しました(笑)

 あと、この話には故意に無視した設定ミスがあるんですが、それは以下の「教訓」のとおりです。これもアリスについての素養がないと意味がわかんないミスですね。ちなみに遅れウサギは「不思議」の方のキャラですよ?


今回の教訓
ハンプティは「不思議」じゃなくて「鏡」のキャラ

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