中村先生から紹介文をいただきましたので掲載いたします。
すっかりご無沙汰しておりますが、お元気ですか。
皆さんには、1959年(昭和34年)の「風の中の空っぽの子守歌」に始まって、 数多くの男声合唱曲を初演する機会を与えられ、楽しく懐かしい思い出を作っていただいて、心から感謝いたしております。
1996年(平成8年)、神戸大学を停年退官いたしましたが、 その後も、オペラやミュージカルをはじめとして、機会が与えられた限りにおいて、
自分のペースで作曲活動を続けてまいり、今年72歳の年男(申年)となりました。
さて、昨年私の邦楽作品ばかりを集めたCDを製作致しました。
収録致しましたのは、ニ三十年前の作品ばかりですが、愛着が深く、
尼崎に本拠をおく生田流・新絃社を中心に、若い優秀な邦楽の演奏家達が揃っていることを知り、 洋楽の声楽家の協力を得てCD製作に踏み切りました。以下、内容を要約して御紹介申し上げます。
初演 1974年。神戸三曲協会創立記念、第一回演奏会のための委嘱作品。
「梁塵秘抄」は12世紀に庶民の間で流行した今様を集大成したもので、 詞は残っているが、実際どのように歌われていたかは、全くわかっていないので、挑戦した。
その一 初演 1982年。 (独唱 西村紀子)
I.
有名な「舞へ 舞へ かたつぶり」。
II.
遊女が佛に想いをはせ、自分の生きざまをふりかえる。
III.
新年正月を祝う、めでたづくめの歌。
そのニ 初演 1986年。 (独唱 遠藤照代)
I.
若い恋人同士の、開放的な逢い引きを描いている。
II.
「心の澄むものは」、秋の田園の静かな佇まいを描いている。
III.
若い男女の一団が車座になり、歌い、囃し、踊り戯れる様を描いている。
初演 1976年。 (独唱 西垣俊朗)
北原白秋の長編詩(詩集「海豹と雲」昭和4年刊所載)を四つの楽章に分け、第三楽章のテノール独唱には地唄風の節まわしが用いられている。
お申し込みは、郵便局の振替用紙をご利用の上、下記の口座番号宛てに代金+送料を送金してください。到着次第、CDをお送りします。
口座番号
01120−1−64539
加入者名
中村茂隆
CD代金
1枚2,000円+送料(1枚の場合300円、2〜4枚の場合400円、10枚以上は無料)
以上、御案内申し上げます。
中 村 茂 隆 (April,2004)
東京藝術大学音楽学部作曲科卒業
神戸大学名誉教授
大阪文化祭奨励賞、神戸市文化賞、兵庫県文化賞など受賞
関西を中心にオペラ、ミュージカルの創作活動を行っている。