『段物』一覧


観世流大成版謡本の指定どころ(十二曲十三番)


【1】蘆 刈……笠之段
          
=9裏6『あれ御覧ぜよ』〜11枚裏3行目『つれづれもなき心おもしろや』
【2】海 士……玉之段
          
=10表3『その時人々力を添へ』〜12裏7『海上に浮かみ出でたり』
【3】鵜 飼……鵜之段
          
=7裏5『鵜籠を開き取り出だし』〜8裏6『名残惜しさをいかにせん』
【4】花 月……弓之段
          
=4裏7『それは柳これは桜』〜5裏3『殺生戒をば破るまじ』
【5】咸陽宮……琴之段
          
=8裏5『さらば秘曲を奏すべし』〜10表3『眠れるが如くなり』
【6】国 栖……鮎之段
          
=7表7『その如くこの君も』〜7裏7『頼もしく思し召されよ』
【7】小 督……駒之段
           =4裏3『あら面白の折からやな』〜5裏6『想夫恋なるぞ嬉しき』
【8】桜 川……網之段
           =14裏7『あたら桜の』〜15裏6『我が桜子ぞ恋しき』
【9】自然居士…簓之段
          
=16表2『それ簓の起りをたづぬるに』〜16裏7『今は助けて賜び給へ』
【10】百 萬……車之段
          
=1裏4『南無阿弥陀仏』〜2裏1『頼めや頼め。南無阿弥陀仏』
【11】百 萬……笹之段
          
=2裏2『げにや世々ごとの』〜3裏6『我が子に逢はん為なり』
【12】三井寺……鐘之段
          
=8表3『かほどの聖人なりしだに』〜9裏3『眺め居りて明かさん』
【13】熊 野……文之段
          
=5表2『甘泉殿の春の夜の夢』〜6表7『涙ながら書き留む』

                上記以外に、従来云われている段物

(1)葵 上……枕之段
          
=6裏2ツレ『思ひ知らずや』〜7表7『うち乗せ隠れ行かうよ』
(2)安達原……糸之段
          
=6裏1ロンギ『さてそも五条あたり』〜7表5『音をのみひとり鳴きあかす』
(3)雨 月……雨之段
          
=5表7シテ『軒端の松に』〜6裏5『雨の名残と思はん』
(4)大原御幸…青葉之段
          
=9裏4ロンギ『さてや御幸の折しもは』〜10裏7『あるべき住居なるべし』
(5)景 清……波の段
          
=9表4地『日向とは日に向ふ』〜10表7『物語始めて御慰みを申さん』
(6)葛 城……雪之段
           =3裏2シテ・ワキ『笠は重し呉山の雪』〜4表3『柴の庵に着きにけり』
(7)兼 平……舟之段
          
=5裏7地『一念三千の』〜6裏6『粟津に早く着きにけり』
(8)賀 茂……川之段
          
=6裏6上歌〜ロンギ『石川や』〜8裏2『神の御心汲まうよ』
(9)通小町……果之段
           =2表2ツレ『拾ふ木の実は何々ぞ』〜2裏4『花たちばなの一枝』
(10)邯 鄲……夢之段
          
=7表6シテ『廻れや盃の』〜8表5『げにこの上やあるべき』
(11) 砧  ……砧之段
          
=7表1地『蘇武が旅寝は北の国』〜8裏4『いづれ砧の音やらん』
(12)恋重荷……重荷之段
          
=4裏6ロンギ『思ひや少し慰むと』〜6表6『思ひ知らせ申さん』
(13)実 盛……洗之段
          
=12表6上歌『気霽れては』〜12裏6『皆感涙をぞ流しける』
(14)俊 寛……木葉之段
          
=4表6上歌『飲むからに』〜5表6『今こそ限りなりけれ』
(15)隅田川……鴎之段都鳥之段
           =6裏7上歌『我もまた』〜7裏4『さりとては乗せて賜び給へ』
(16)隅田川……無常之段
           =13表2上歌『残りても』〜13裏2『げに目の前の浮世かな』
(17)隅田川……念仏之段
           =14表2シテ『月の夜念仏諸共に』〜15表4『南無阿弥陀仏』
(18)蝉 丸……琵琶之段
           =13表2クセ・アゲハ『たまたま言問ふ』〜13裏3『思ひやられて傷はしや』
(19)草子洗小町…草子之段洗之段
           =11表5ロンギ『雁がねの』〜13表3『さし上げたりや』
(20)木 賊……木賊之段
          
=3表4ロンギ『刈るや木賊の言の葉は』〜4表5『木賊刈りて取らうよ』
(21)鳥追舟……鳴子之段
          
=9裏5子方『あれあれ見よや』〜11表4『なほもいざや追はうよ』
(22)鉢 木……薪之段
          
=11表5『仙人に仕へし雪山の薪』〜12裏6『よく寄りてあたり給へや』
(23)花 筐……筐之段
          
=9表7ツレ『打ち落とし給ふ人々こそ』〜11表4『叫び伏して泣き居たり』
(24)班 女……扇之段
          
=10表2シテ『月を蔵して懐に』〜10裏4『逢はでぞ恋は添ふものを』
(25)雲雀山……草之段
          
=6裏4地『色々の』〜7表7『花好かぬ人ぞをかしき』
(26)松 風……汐之段月之段
           =5裏2『運ぶは遠き陸奥の』〜6裏1『憂しとも思はぬ汐路かなや』
(27)松 虫……虫之段
           =10裏7クセ・アゲハ『それは賢き古の』〜11裏7『虫の音や残るらん』
(28)水無月祓…祓之段夏越之段
           =6裏7『今みな尽きぬ』〜8裏3『この賀茂の神に参らん』
(29)求 塚……若菜之段
          
=5裏1ロンギ『まだ初春の若菜には』〜6裏2『若菜摘み残し帰らん』
(30)弱法師……心之段
          
=10表3シテ『住吉の。松の隙より』〜11裏『今よりは更に狂はじ』
(31)籠太鼓……鼓之段
          
=8表5上歌『鼓の声も時経りて』〜9表7『あらなつかしのこの籠』


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