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黒部源流 photo

メンバー:橋本 拓(CL)  小宮 勇介(SL)  明石 直子   矢崎 雅則   藤原 功充   大西 良一 

行程:黒部ダム‐奥黒部ヒュッテ‐赤牛岳‐水晶岳‐雲の平‐三俣蓮華岳‐双六岳‐鏡平‐新穂高温泉


8/29
朝神戸発。18切符で信濃大町へ。バスに乗り換え扇沢へ,さらにトロリーバスで後立山連峰をトンネルでくぐり黒部ダムに着いたのは16時頃だった。ロッジくろよんのキャンプ場までは約30分の歩き。星がきれいに見える夜だった。
8/30
 4:00起床5:15出発。ダム沿いの道は単調で長い。途中から目指す赤牛岳が見え,対岸には針の木岳が荒々しくそびえている。休憩中に藤原が登山道からザックを転がり落とす。あやうくダムに落ちそうな感じがしたが,途中の木で止まった。まったく困ったやつだ。
 9時前,予定通り平の渡しに着く。よい天気だ。矢崎さんと小宮はダムで泳いでいる。勝手に渡し舟に乗らないようにと立て札があったが小宮が乗っかっている所を小屋のおやじに見つかり怒鳴られる。明石は1人で小屋を見に行く。さすがの明石もこういう場所で小屋番しながら野菜を作って生活するのはさみしすぎると言っていた。
 10時に渡し舟出航。ダムの上をのんびりと進む船は気持ちがいい。貸切の船にはもっと乗っていたかったが,約10分で対岸に着いてしまった。対岸からはまた単調なダム沿いの道だ。しかも所々崩壊していてその度に巻き道のアップダウンがある。巻き道の1つの急な階段を下りた所で大西がザックを木に引っかけて10mほど滑落。大したケガは無かったが,大西弱る。
 12時奥黒部ヒュッテの近くから東沢に入る。水量は多くないがまだ川が大きいせいか渡渉する時はけっこう深くつかる。難しい沢ではないが3~400m進むのに意外と時間がかかり,大西は集中力が切れ,何でもない所で水に流されそうになる。沢に関しては初心者が多く,このペースでは遡行は無理と判断し,奥黒部ヒュッテに戻りここに泊まることにする。矢崎さんは釣りに出かけるが魚はいなかったらしい。矢崎さんの腕が悪い訳ではなく…。夜,時おり雷鳴が遠くで聞こえる。天気は下り坂だ。
9/1
 4時起床。5時過ぎ出発。読売新道は長い。上っても上っても視界がきかず気が遠くなる。藤原は腹の調子が悪いらしい。途中でバテ気味になるが,大西は景色がよくなり写真を撮る時は元気だ。昼頃ようやく赤牛岳着。西に薬師岳,南に黒部源流の山々,東に後立山連峰,北に立山・剣が見え,眼下には高天原が見える。人気が無くすばらしい眺めだが寒い。早々に歩き出す。予定では高天原に下るはずだったが,明日の天気が悪そうなので水晶岳を越え雲の平へ向かうことにする。16時水晶岳着。水晶小屋ではテントがはれないので少し先の広場で泊まる。沢のほうへ少し下ると水がある。夜,雨が降る。 
9/2
 5時起床。雨の中,雲の平まで1時間半歩く。天気が悪く景色は見えない。
9/3
 早朝,日差しで目がさめる。快晴だ。今日は双六岳までなので10時まで雲の平を散策。すばらしい景色の中,昼(朝)寝をするのは本当に気持ちがいい。スイス庭園から高天原を見下ろすとまるで空を飛んでるように感じる。
 テントをたたみ黒部源流を越え三俣蓮華岳へ。いい眺めだ。大西は三脚を広げて写真を撮っている。槍ヶ岳は雲の中でなかなか見えなかったが,双六岳の頂上から一瞬だけ雲が切れトンガリが見えた。
 藤原は槍に行きたがっていたが,明日は新穂高に下山することにする。双六小屋はにぎやかで,人気のない所を歩いてきたせいもあって下界に下りてきてしまったような感じだ。夜は星を見ながら遅くまで起きていた。
9/4
 4時起床。快晴の中,槍ヶ岳を横に見ながら下山する。鏡平でのんびりして一息で下山。新穂高温泉のタダ風呂に入り下山ビールを飲んでバスに乗る。
 今回は目的の沢に行くことができなかったが,北アルプスの最深部をいろいろ歩けたのでそれなりの充実感はある。黒部の沢,槍ヶ岳にはまた今度こよう。

990828e.jpg 奥黒部ヒュッテから赤牛岳を越え、遥か水晶岳まで延々11時間。
標高差約1500mを一気に登る読売新道。
休憩しようと立ち止まると、すぐ前の木に目が留まりました。
990828a.jpg 北アルプス最深部・黒部の源流部に位置する雲ノ平にて。
夏を終えた湿原では、植物達が黄金の絨毯となって出迎えてくれました。
990828c.jpg 三俣蓮華岳にて。黒部源流を囲む穏やかな山々をバックに。
990828d.jpg 双六テントサイトからの朝焼け。
凛とした秋の空気が印象的でした。
990828b.jpg 弓折岳付近にて。
朝の光に浮かぶ稜線を快調に進んで行きました。

photo by Ryoichi ONISHI


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