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岐阜県板取村 西ヶ洞 (記:明石直子)
1998年9月19日〜9月20日


メンバー 木南晴太(卒) 池本貴浩(9) 小宮勇介(3) 明石直子(2)

  午後9:30に部室に集合し,木南OBの運転で板取村へ.必要以上に幅の広い
高速道路をぬけていく.ふと気づくと,いつの間にやら両側に木の迫る林道をずんず
ん奥へすすんでいる.「通行止め,回り道」の看板がやたらと目に付き不思議に思う
が,通行管理所を通過したあとにその理由がわかる.最近つくられたらしいまっしろ
なコンクリートのトンネルをぬけ,昨年架けられた小ツゲ橋,大ツゲ橋を渡る.と,
突然まちが出現したかのような錯覚におそわれる.明るさを感じる.まぶしい.よく
みてみると,山肌をショベルカーがせわしなくけずっている.莫大な投資のもとにつ
くられている何処に通じている想像もつかない真っ暗な穴を呆然と見ていたら,林道
はなくなり車はいきどまっていた.林道が無くなる手前の鉄線のはられた火薬倉庫の
前が広かったのでそこで仮眠をとることにする.しかし,ショベルカーが轟音ととも
に動き出したため,安眠を求め少し手前の工事事務所前へ引き返す.わずかながらの
仮眠をとる.

9/19
林道(0:25)西ヶ洞出会(5:00)小山田出会(2:05)イタ
ゴ洞(2:05)天場

川浦川にいたる林道脇の小道をおりる.川浦川は水流がきつく速い.下流
に向かって歩き,西ヶ洞出会へ.出会からは,左岸の小石の上を歩く.林道から伸び
る金属製のつり橋や堀かけのトンネル,土嚢がありかなり人の手が入っていることを
感じさせる.その一方,黒い稚魚の群れやイボガエルがモソモソうごめきあつている
.ブナが茂る明るい開けた場所へ出る.ずっと同じような光景の中を黙々と歩き続け
ると大山田谷出合いに着く.

   両岸迫る岩壁をへつったり,泳いだりしてまえへ進むと,大きな滝と美しい滝つぼ
の望める崖のうえへとでる.4ー5mもありそうなその崖の上から池本(9)が突然
とびこむ.みずしぶきの大きさに驚いていると木南OBも続いて飛び込む.明石(2
)も暫くの躊躇の後,意を決してとびこむ.飛び込んだ後,泳いで右岸へと渡る.小
宮(3)は崖を岩のくぼみを利用して下り,そこから飛んで右岸へとわたる.

 その後,平坦な河原を歩いていくと小山田谷出合にでる.雨がしとしとと降るなか
休憩し,さらにあるく.なまぬるい水たまりに茂る藻や巨大な倒木が現れ始める.幾
度か徒渉するも流れは速くない. 

 二段8m,1mの滝にでくわす.右岸を高巻く.急な斜面を草や木のねっこ掴みな
がらのぼる.雨を含んだ土で足もとがすべる.のぼっているうちに尾根へと出る道が
わからなくなる.木南OBが道を探すも見つからないようだ.小宮(3)は,少々傾
斜のきついぬれた岩壁をのぼりはじめ,そして尾根へと出る.池本,木南,明石は岩
壁へはのぼらず,「岩の弱点」であるカンテ,ルンゼをつめて尾根へ.その後の下り
が恐ろしい.急なうえ,雨土ですべる斜面をジグザグに慎重に下り高巻きを終えると
,1mの滝の真上へでる.

 小さな滝を直上したり,大きな岩を越えて歩く.上流にきてから,何故か生活ごみ
やビニールが目に付くようになる.見事な8mの滝を右岸にかけられた縄はしごで高
巻いた後,その先の小さな河原でツエルトを張る.池本(9)のつくった刺激的なチ
ゲ鍋をつついたあと,満腹感と昨日の睡眠不足からか全員がうたたねをはじめる.明
日は来た道を戻る事に決め,潔くねむる.


    9/20
天場(0:10)はしごのある8mの滝(1:00)イタゴ洞(2:3
0)大山田谷出会(3:10)西ヶ洞出会(0:20)林道    

天気は相変わらず曇り.懸垂箇所もなく順調にすすみ,昼には林道に戻る
.喜びの握手の後,記念撮影で山行をしめくくる.


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