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台高山脈蓮川ヌタハラ谷(記:香山博司)
1998年7月25日〜26日


メンバー 香山博司(卒) 木南晴太(卒) 

【地形図】 七日市、大豆生
【資料】 「関西周辺の谷」、「沢登り入門とガイド」山と渓谷社など。
【行程】7/25 曇後雨
    ヌタハラ谷出合(8:30)---夫婦滝上(10:00)---不動滝上(11:00)
 ---檜塚奥峰(13:00)---明神岳(13:30)---千石山南の水場T.S.(15:30)

   7/26 雨
    T.S.(6:00)---池木屋山(7:30)---宮ノ谷経由---蓮川下山(10:30)

 7/24 11:00PM阪急西宮北口に集合、木南の車で一路台高へ。
3時間で蓮ダムへ到着。意外と近い。ダムの自動販売機の前で仮眠をとる。

 7/25 7:00起床。曇天。公衆電話で天気予報を聞く。今日の夕方から
夜半にかけて雨が降る模様。蓮川沿いに上流へ車を進め、里川出合を越えた辺り
に車を置く。準備をして8:10出発、20分でヌタハラ谷出合につく。出合の
橋から道がヌタハラ谷の左岸に沿ってできていて、100mほど進んで道が大き
く右に湾曲したところで沢に下りると、出合のゴルジュは巻いてしまったようで、
小滝が始まる。曇っているため沢の表情が暗いなぁと思っていると、
太陽の光が谷に差し込んだ。この瞬間、緑が燃え、水の透明度はまし、沢が大き
く開けたように感じた。木南と思わず顔をみあわせ、おたがい「おぉ!」と
感嘆の声をあげた。が、すぐ日はかげってしまった。時間にして3秒ほど。
この後太陽は山行中二度と顔を出すことがなかった。(T_T)
 気を取り直して沢を進む。出てくる滝を軽快に越えていく。途中出てくる赤い
岩のナメ滝、その上の幅50cmの長さ10mトイ状のナメ滝は美しかった。6・
5・15mと3連続でかかる滝は、6mと5mは滝の右岸、15mは滝の左岸の
岩を登る。夫婦滝は30mと70mをまとめて左岸を大高巻き。薄い踏み後がい
っぱいあるが、濃いのを選んで若干の木登りや土の壁を登って慎重に巻きあがる。
結構しんどい。ゴーロ帯の後の8mの滝もどんどん登って越えていく。不動滝も
左岸を高巻くが、登っていくと立派な踏み後に達する。その踏み後に導かれ進ん
でいくとあっさり滝上に出てしまった。この間手を使わず。再びトイ状のナメ滝。
20mの滝は、右岸を巻く。登っていくと壁があり、壁の基部を左にぐるっと回
り込み、壁に生えた細い木をつかんで慎重に登る。ここはザックが枝や幹に引っ
 かかりうっとうしい。このころから雨がぱらつき出す。少しすると広々とした草
原に出る。そのまま沢を詰めあがり、水がとぎれて数分すると稜線に出た。
 稜線上はしっかりした登山道とテープ等の指導標があり、わかりやすい。
登山道を東に進んで檜塚奥峰へ行く。10分で到着。ピークでがっちり握手。休
憩。渓流シューズを運動靴に履き替える。記念撮影の後出発。30分で明神岳。
そのまま細い稜線を南に進む。雨の中足取りが重い。
 千石山からの急傾斜を一気に下ったところで鹿の頭蓋骨を棒に指してあり、趣
味悪いなぁと左を見ると水場があった。もうすでに15:30になっていたので、こ
こでテントを張ることにした。テン場は水場の東側の草原の上を選ぶ。晴れてい
たら広々として気持ちいいんだろうなぁ。でも今はガスの中である。今回はいつ
ものようにツエルトではなく、テントを持ってきたので幕営生活は雨の中でも快
適である。持ってあがったビールを水に冷やし、晩飯を作る。二人とも睡眠不足
のため、火を使っているときについうとうとと寝てしまい、鍋が吹き出してから
目を覚ますということを数回繰り返し非常に危険であった。ビールを飲み、御飯
を食べ、18:30には寝てしまった。

 7/26 5:00起床。雨は夜通し止むことなく朝も降り続いていた。朝食
後テントを撤収し6:00歩き始める。稜線を歩いていると鹿の鳴き声をよく耳
にする。実際3頭の鹿が目の前を横切っていった。アップダウンを繰り返し、ブ
ナの原生林を目にしながら7:30池木屋山に到着。ここから東の尾根を下って
いく。一気に高度を下げていくのであるが、雨のため滑りやすく難儀する。
 東尾根と宮ノ谷の分岐より早く谷側に下りてしまい少し迷うが、無事尾根上に
戻ってその後は順調に下る。沢筋に下りてからは猫滝、高滝と少々見物しながら
下っていき、その下では数回の渡渉と10本強の鉄橋を交え沢通しに下り宮ノ谷
沿いの車道に10:30到着。後は車まで車道をてくてく歩いて本山行は終わり
を告げたのでした。

【感想】 天気が良ければもっと印象が良かっただろうなぁと残念です。
あまり休憩等に時間をとることなく、どんどん沢をつめる結果となってしまいま
した。水が綺麗で、飽きることなく滝やゴルジュが出てくるので登るのは楽しか
ったです。稜線に出るのに藪こぎが必要なく、また登った稜線上は草原になって
いて、何か女性的な優しい雰囲気で、稜線歩きをしている我々はまるで高原の散
策をしているようでした。


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