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板取川河浦谷(記:池本貴浩)
1997年6月21日〜22日


メンバー 池本貴浩(8) 木南晴太(卒) 小宮勇介(2)香山博司(卒)


6/6
  神戸(20:30)=[車]=(3:10)板取川休憩所

 木南が、「うちの職場(県庁)に計画書を送ってくれ」というので、昼間にファッ
クスする。「これでいいのか、日本の行政」と思った。
香山以外の3人が、神戸から木南の車で出発。待ち合わせしているJ
R茨木駅へと向かう。ほぼ時間通りに到着。
 が、香山はいない。全員でそこいらを探し回った。40分ほどして香山
が到着する。仕事が忙しくて抜けられなかったようだ。奥美濃目指して出発する。
 途中、何回か道を間違えながらも、板取に到着する。通行管理所があったが、快く通
してくれた。そこから少し進むと、橋を越えてすぐの場所に屋根付きの休憩所を発見す
る。出合だろうと推測して、ここで寝ることにした。


6/7(晴)
  休憩所(6:15)=[車]=(6:40)出合手前−入谷(7:10)−(7:45)箱洞出合−
  (12:00)1040m地点−(12:50)左門岳−(13:30)1040m地点(13:55)−(15:25)
  15m滝上部ビバーク

 朝、寝不足の眼をこすりながら谷を見ると、すごいゴルジュであった。その先には滝
があるらしく、白い濁流が見える。「おいおい、ここ行くのか」「しゃれになってない
」などとみんなが叫ぶ。
 しかし、地図と照らし合わせてみると、出合はまだまだであった。車に乗り、先に行
ってみることにする。
 しばらく進むと、舗装路は終わって砂利道となる。ここで、木南の車の実力発揮。
車高を上げ、4WDのパワーを見せつける。それでもそろそろとしか進めない。たいした
距離ではないので歩いてもよいだろう。
 「そろそろかな」というときに地図を発見。入谷地点である内啣谷まで、あとわずか
なので、ここに車を置いていくことにする。全員、沢にはいる準備をして出発する。

 河浦谷は泳ぎの連続だと予想されるので(そうでもなかったが・・・)、全員ライフ・
ジャケットを装備する。小宮以外はウエットスーツを着用する。(モンベルのカヌー
用が安くてお勧め。)小宮は雨具を上に着込み、渓流釣り用の膝当てつきスパッツを
つける。荷物もコンパクトにまとめて、各人30リットル程度におさめる。

 橋を越えて、左岸の踏み跡をつたって下りる。ロープが張ってあるので心配ない。い
よいよ遡行開始である。特にどうということもなく、しばらく歩いた。
 箱洞出合を過ぎるとすぐに、大きな滝が姿をあらわした。銚子滝である。滑り台で遊
んでから、左岸を高巻く。傾斜は急だが、踏み跡がはっきりあり、ロープも張ってある
ので問題はない。
 それからは思い思いに進んだ。木南はあいかわらずイケイケだが、経験の浅いはず
の小宮はしっかりとついていく。たいしたものだ。天気はいいが、水は予想以上に
冷たい。ウエットスーツを着ていても泳ぐのはできるだけ避ける。
 15mの滝は左岸を直登、続く8mの滝も左岸を直登する。しばらく進んで、10mの滝も左
岸を直登した。釣り人が多く、大平出合まできていたのにびっくりする。沢登りは少数
派の遊びのようだ。
 大平出合より先は、特にこれといったところのない河原歩きである。沢登りを楽しむ
だけなら、ここから引き返したほうがよいだろう。二俣が多く、地図とにらめっこしな
がら進んだ。
 標高1040m付近で、右岸にもうしぶんのないキャンプ地を発見する。ビバークポイント
に決定する。よく見るとここにまだ3畳ほどの雪渓が残っているのを発見、一同驚く。
池本以外の荷物を置いて、頂上アタックする。
 地形図には水線が引いていないが、尾根近くまで水がある。香山はジョギング
シューズに履きかえていたので苦労したようだ。尾根にでて、少し藪を漕ぐと左
門岳頂上である。
 左門岳頂上は何もなく、3角点と標識がなければそれとわからないほど、ヤブに覆わ
れている。さすがは奥美濃である。ヤブ山好きでないかぎり、わざわざ行くほどのもの
でもない。とっとと戻ることにした。
無事、荷物を置いた場所までたどりつく。ポカポカ陽気で気持ちいいし、今日はここ
までと思ったが、木南が執拗に「もっと下で泊まろう」と主張する。その熱意にほ
だされて(根負けした、ともいう)もう少し下ることにした。
 大平出合までは、何もないのでかなり速い。釣り人がまだいたのでちょっと驚いた。
この日は沢の中で泊まったようだ。10mの滝は左岸を高巻き、8mの滝は右岸を下る。8m
の滝を下ってすぐの、沢が折れる地点の右岸に泊まれそうな場所があったので、今日は
ここまでとする。
 寒いので、とにかく食べることしか頭にない。ほとんど無言で食べまくる。一息つい
たところで差し入れのワインをありがたくいただいた。
 池本は軽量化に励み過ぎ、セーター、雨具、マットを省く。寝袋も裏地のついた
シュラフカバーのみだ。寒くてブルブル震えているのを見かねて、小宮がセーター
を貸す。全員寄り添い、ツェルトを上からかけて寝る。

6/8(快晴)
ビバーク地点(5:10)−(7:10)河浦谷出合−駐車地点(7:45)=[車]=(12:50)神戸

 夜は満点の星空が頭の上に広がり、プラネタリウムにいる気分だった。でも少し寒か
った。4時ごろから朝食をつくりはじめ、出発の準備をする。
 朝早くの沢の水はやはり冷たい。できるだけ水につからないようにする。15mの滝は
、登りと同じく左岸を下る。銚子滝も左岸の高巻きを利用する。
 途中の休憩で、これが最後とばかりにレーションを食べまくる。ついでに泳ぐ。ボー
ちゃんは寒いのにこりたのか、泳がない。香山は、最後の石門でも泳いでいた。元気な人だ。
 無事、沢を終了したあと、みんなで握手をかわす。お疲れさま。着替えて車に乗り、
一路神戸へ。板取で寄ったコンビニは、営業時間 8:00〜21:00で、なぜが鍵、滑車、ク
リップなどの詰め合わせが特価350円で売られていた


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