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大峰・芦廼瀬川遡行(記:池本貴浩)
1996年7月12日〜7月14日


メンバー 池本貴浩(7) 若山真(4) 木南晴太(卒) 香山博司(卒)

7/12
神戸(20:30)−車−(3:00)七秦ダム

 部室に神戸在住の3人が集合。木南OBが運転する車に乗り、西宮北口で香山OBを拾う。睡魔
に襲われ、何度か休みつつもダムについた。すぐにシュラフに入って寝る。


7/13 晴
ダム(7:05)−(9:35)焼ぐら淵始−焼ぐら淵終(11:10)−(13:00)笠捨谷出会(13:15)−(14:15)林道橋下BP

 6時に起床する。みんな眼そうだ。出発の準備をしていると、沢登りのかっこうをした人たちが
横を通る。推定40代の男性2名・女性1名だったので、社会人山岳会だろう。木南OBが車
を国道までもっていくのを待ってから、出発する。
 芦廼瀬川は泳ぎが多いので、4人全員ライフ・ジャケット(浮力8kg程度のカヌー用)を装備。
ウエット・スーツも2名が着用するなど、かなり気合いが入っている。青山OBはビデオ・カメ
ラ(完全防水キット装着)をもってくるが、ザックに入らないといってかわりにシュラフを削る。
そのおかげで、この日の夜は寒くて眼れなかったようだ。
 河原におりて、いよいよ遡行開始だ。川幅・水量・水流どれもスケールの大きい川で、嬉しくな
る。水もおどろくほど透明度が高い。いいペースで歩き、例の3人パーティーをすぐに追い抜く。
少しいくと、10mほどの滝にでた。しばらくどう巻くか考え、右岸から高巻くことにする。ロー
プを出して登っていると、3人パーティーがきて、あっさりと左岸を高巻いてしまった。ガーン。
 それからは高巻くこともなく、快適に泳ぎやシャワークライミングをくりかえした。若山は一番
沢の経験が少なく、 就職活動が終わったばかりなので心配していたが、なかなかのペースである。
 しばらく遡行していくと、再び3人パーティーに追いつく。「どこの山岳会?」 聞かれあわてて
て否定する。いくら平均年令を4捨5入すると30になるとはいえあんまりである。
 長く薄暗い廊下が目の前に現れる。ここが核心部の焼グラ淵だ。「100mの泳ぎ」と聞いてい
たが、途中何か所か休めるのでそれほどきつくない。木南OBは、あいかわらず1人でがんがん
先にいく。泳ぎから滝の右岸に取り付き、あっさりと直登する。そのすこし先の8mの滝は、左
岸を水中ショルダーで登ろうとして失敗、溺れかける。その後、スカイ・フックにアブミがわりの
テープをかけて登る。本来はもっと泳いでから取り付くようだ(残置ハーケンもそのようなかんじ
で打ってあった)。ただ、このときは水流が強く、困難であった。
 その後も厳しくはないものの、飽きさせずに沢は続く。左岸から入る笠捨谷は、特徴的な狭いゴ
ルジュでハッキリとそれとわかる。楽しそうなので、ここでちょっと遊んでいくことにする。
 笠捨谷から再び戻って、そのすこし先にあるえん堤は、左岸を登る。それからあまり歩かないう
ちに車も通れるようなしっかりした橋がでてきた。遡行終了点である。まだ日は明るいが、そう
急ぐ必要もないと話しあい、今日はここまでとした。
 濡れた服を太陽で乾かす。いい天気だと沢登りの楽しさは倍増する。しかし大峰にもヒルがいる
ようで、池本は先々週に引きつづいて血を吸われた。およぎっはなしで腹がへっているので、とり
あえずゼリーを作って食べた。することがないので、そのまま晩メシに移行。あまり寝ていないの
で、乏しい酒を飲んですぐに眠りについた。


7/14 快晴
BP(5:05)−(8:20)小川=[車]=神戸

 林道の橋の真下は、よいビバーク・ポイントである。河原から、林道につづく踏み跡の途中に広場
があり、そこでも泊まれるであろう。
 朝起きて、川を見てみるとグッと水量がへっている。朝食を食べたあと、林道を歩いての下山だ。
「ヒッチ・ハイクができればなあ」と思うが、日曜の早朝にそんなに都合のよい車が通るわけがな
かった。それでも早いピッチで歩いたのでわずか8ピッチで到着する。「お疲れさま」と握手を
全員でかわす。
 車に乗り、一路神戸へ。梅雨はもう明けたのか、今日もいい天気だ。沢が終わったあとのアイス
は格別のうまさである。


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