トップページ

由良川源流遡行(記:澤田仁平)
1996年6月21日〜22日


メンバー 澤田仁平(4) 池本貴浩(6) 香山博司(卒)

6月21白(金)
大阪(21:30)-(24:30)京大演習株事務所手前の駐車場

6月22日(±)曇り時々雨
駐車場(5:20)一(7:20)七瀬谷出合(7:45)一(13:30)岩谷出台BP

バッとしない天気のなか、紺の冬用下着上下にウエット足袋の者1名、緑
の冬用下着にショート丈の黒タイツとウエット足袋の者1名、面白がって写
真を撮る者1名の総勢3名で出発。かなりヤバイ集団である。しはらくはト
ロッコの軌道に沿って山道を行く。七瀬谷出合から遡行開始。水量はかなり
豊富で泳ぎが連発し、ライフジャケットが大活躍する。しかし、インフン
ータブルカヌー2艇(1艇13kg)を担いでいるのであまりべースはあがらない。
七瀬谷出合から1ピツチ目の休憩時・・・
 「う一、しんどいなー。そうや、カヌーをふくらませて、それにザックを
  載せて引っ張れば楽だー」
「おお、それはグッドアイデア」
「んー、まあ行けるんちやうかなー」
「よし、やる!」
この時、疑問を持つ者は一人もいなかった,早速カヌーに空気を入れザッ
クを載せる。長テープを結び付けて水の上で引っぱってみる。
「これは楽やわー」
「いける!」
3人とも喜々として再出発。が、それもすぐにぬか喜びに変わった。水量
が多いので、確かに端なとは引っぱるだけで楽なのだが、ちょっとした小滝
を越えるだけで、とてつもないエネルギーを消費してしまうことも同時に明
らかになった。再出発から1ピッチを終えて、3人の疲労は極限に達しよう
としていた。カヌーをデポしようという結論が出たのも、自然の成り行きと
言えるだろう。そこからは一気にペースアップ。本来の沢登りを楽しみなが
ら順調に予定のBPまでたどり着いた。まだ沢は続くのだが、あまり面白くな
さそうなのと、BPが非常に快適そうだったので、この日はここまでとする。
BPは広く、テントでも3張くらいは充分いけるだろう。石もあまり落ちてい
ないので、グッスリと熟睡することができた。


6月23日(日)曇り後晴れ
BP(5:20)-(10:30)七瀬谷出合(11:30)-(13:30)駐車場

 同じルートを今日は下る。林道を歩いて下りるのが一般的だが、我々には
デポした荷物があるので選択肢はない。水はたいして冷たくない。デポ地点
までは難無く着いた。ここで我々は、荷物が増えることを嫌い、またもカヌ
ーをふくらませることにした。なにしろ、今山行は沢+カヌーが目的なので
ある。 カヌーで下らなくては意味がない。この時も、疑問を持つ者は1人も
いなかった。

   昨日は滝を越えるのがしんどかった→下りなら楽だ!

甘かった。やはり、沢の滝をカヌーで下るのは無理だ。それでも、淵では
カヌーに乗って下ることができた。乗ったり降りて引っぱったりを繰り返し
ながら、七瀬谷出合に着いた。計画では駐車場までカヌーで下るはすだった
があまり楽しくないので、ここでカヌーをたたんで歩いて下りることにす
る。非常に体力を消耗する山行だった。

計画は不発に終わったが、とても楽しい沢だった。ロープは8mmを持っていったが、
一度も使用しなかった。それよりもこの沢はライフジャケットがあれば重宝するだろう。
また、今回はツエルトの代わりに4人用テントのフライを持っていったのだが、非常によかった。
木と木を結んだロープにフライをかけ、六方向から引っ張って固定した。3人には広すぎるほど
のスペースを確保することができ、夜に降った雨も気にならなかった。これは使える。


 トップページ