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大山甲川(下ノ廊下〜中ノ滝〜中ノ廊下〜上ノ廊下:完全遡行) (記:大滝)
1995年8月12日〜8月13日


メンバー 大滝(卒) 中村(4)

行程:8.12 (Sat) ○○○ 神戸=(車)=大山甲川鴬橋(7:00)−(13:00)上ノ廊下−
−上ノ廊下上流BP(16:30)

 愛車の 『しる子ちゃん』を神戸からぶっ飛ばして、大山甲川へ・・・のはずがお盆の
帰省に巻き込まれて3時間半にて、明るくなった鴬橋にたどり着いた。神戸の猛暑が嘘
のようだ。早速、遡行していく。今年の水量は少ないようだ。swimingが必要な部分もある
が、楽々泳いでいける。蝶型の淵は記述通りに突破、その上流の淵もswiming、最後の淵
も20m泳いだ後、水中の足場を頼りにハーケンを打ち、斜滝をバランスで登る。次の
滝は、右岸を残置ハーケンを人工で登った後、5mのトラバース、懸垂下降で落ち口に
立ち、荷揚げをして上ノ廊下を越えた。案外あっけなく突破してしまった。
 中ノ滝〜中ノ廊下も難なく越え、上ノ廊下下流の二股(600m)に着いた。ここで、はっ
と時計を見ると、まだ11時であった。。明朝の厳しい遡行を考えて、今日中に突破す
ることとして、上ノ廊下に突入する。両岸は50m以上の垂壁が立ち、薄暗い中、激流
の音が響く。最初の淵は左岸を登り、核心の4mに。ここは左岸を大きく淵の上をアブ
ミで半周した後、直上する。followは淵をropeにてfollowした後、アブミで直上出来る
。次の6mは淵を右岸に泳ぎ、泳ぎながらアブミをかけて被った壁を直上、トラバース
3m、アブミでclimb down3m、バンドを斜上6mにて突破、followはropeにてfollow後、
アブミで直上できる。この2つの滝が核心、後の滝はそれなりに突破できる。久しぶり
のswiming and climbingに疲れが出てくる頃、我々の頭上に久しぶりに広がる青空が、上
ノ廊下突破を告げた。
 河原をBP求めて歩いていくと、目の前に堰堤が現れ、今山行初めての高巻きを強いら
れた。その上の左岸支流にも堰堤がかかる。(恐らく700m地点か。)その上流の7
90m二股にてBPとする。
 満天の星空の下、ビールをぐびぐび、焚き火をもやもや、えーきもち、ぐーぐー・・
・。

 8.13 (Sun) ●◎○ B.P.−大休峠−香取−鴬橋
 ぽつぽつ・・、雨音にたたき起こされる。昨日に核心を突破しておいて本当に良かっ
た。なるい河原を歩き、庄司ヶ滝を左岸から大高巻き、最後の三又を右にとり、つめの
薮こぎもなく登山道に出る。左に150mで峠に出る。白神山地には及ばないものの、
霧に煙るブナ林は、8年前に当時2回生だった故天野と敗退した思い出を想い起こすに
は十分すぎた。
 中国自然歩道を下山、『然』の字から北に伸びる尾根に新しくできた登山道をたどり
、林道に出た。再び夏の太陽が照りつける下、田舎道をたどり鴬橋にたどりつき山行を
終了した。

 下ノ廊下は日帰りも可能、swimingの入門編として最適か。甲川の西の林道880mよ
り甲川におりる登山道があり、これをたどって600m二股に、おっちゃんがおった。
この登山道は、上ノ廊下の上流に降り立つようで、これを使えばescapeも容易だ。堰堤
付近にでてくるものと思われる。


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