アイゼン合宿 木曽御嶽二ノ池定着 行動記録 - ACKU 神戸大学山岳部

【メンバー】
CL:上野(3) SL香山(3) 天野(3) 下釜(2) 池本(1) 原田(1) 森永(1) 木田(1)
竹内(6){11/21~23} 武智(6){11/21~23} 大滝(5){11/23~25} 野辺(4){11/21~25} 中堀(OB){11/23~25}

【日程】
11月21日~11月25日

11月21日 晴のち曇

8:50 濁河温泉発。一見したところ雪がなく雪練ができるのか、と心配になる。八合目になりようやく雪を見る。木の通路を痛めるのをためらいつつ、滑るよりはましなのでアイゼンをつけて進む。気温は低いようでよくクラストしている。アイゼンをきかして軽やかに歩く。
 14:30 二ノ池TS着。二ノ池の北側にある吹き溜まりに設営。雪練場は近いが去年と同じテン場で少々つまらなく感じる。八合目まで全く雪がなかったが、上部は十分雪練が可能。何とか入山で手こずらずにすみ一同胸をなで下ろした。

11月22日 快晴

4:30 起床。   6:00 雪練を開始。天野(3)森永(1)がザイルを使いワンアットを行う。その他歩行、滑落停止などを行う。待ち時間が長く、のんびりと氷の世界を楽しむ。しかし上記2名はなかなか予定通りにははかどらない。計画的に甘かったかと反省される。
 15:00 日が暮れてきたので雪練を一旦終える。ここで時間的な遅れを取り戻すため、香山(3)・上野(3)はワンアットとコンテを行う。
 17:00 すっかり日が暮れて初日が終わる。

11月23日 霧のち雪のち曇

4:30 起床。
  6:00 雪練の2日目。下釜(2)と池本(1)が雪練(ワンアットとコンテ)を行う。雪が斜面にうっすらとついており昨日よりは滑りが悪く、落ち役は苦労した。 10時半 次第に雪が激しくなり昼過ぎまでウエイティングのため帰幕。竹内(6)・武智(6)両先輩が下山。
 12:00 すっかりくつろいで沈澱とする。結果的には雪練等に余裕ができ助けられる。裏を返せば計画に不備があったことであり悔しく思う。
 13:30 なかなか入山してこない中堀(OB)・大滝(5)両先輩の出迎えを口実に暇を持て余した上野・下釜がお出かけをする。
 14:10 摩利支天の下りで登ってくる2人と出会う。にやにや笑いながらすれ違う。その後五ノ池でごろごろしてから帰幕。帰ると雪洞があった。

CL大滝(5)中堀(OB)
 中堀(OB)、大滝(5)入山。9時55分に濁河を出て15時に到着。今年の雪の少なさは1987を上回っている。あの1988年の雪が嘘のよう。今年の春以来なのだがやはり、雪のあるなしでは風景が違う。けれど三ノ池に吹く風は今日も冷たい。

11月24日 曇のち晴 雪練&頂上&氷登り

4:00 他パーティが来るというので早起き。
  5:30 真っ暗だが一応始める。原田(2)が体調をこわしていたためテントキーパー。大滝・下釜はシン谷へ氷滝を登りにいく。木田(1)が雪練。野辺(4)池本(1)森永(1)が剣ヶ峰へ。
 11:00 テン場近くで救助練習。スカッフコール、ゾンディーレンと行った後、全員雪の中に埋まる。貴重な経験をする。
 13:30 雪練が一応全部終了する。

【シン谷アイスクライミング】CL大滝(5) 下釜(2)
 明るくなるのを待ってシン谷へ。今年は全般に氷結が甘かった。上部滝は北側を巻く。河原を歩いていくと中間滝。2メートル位、下釜は吹き溜まりにバックドロップ、7メートル滝はクライムダウン。また河原歩きで下部滝。慎重に5メートル滑滝を下りてからハーケンを3本打って20メートルクライムダウン。すぐに下釜リード(Ⅲ)「楽勝ですよ~!」そして上部滝まで戻る。12メートル(Ⅳ+)大滝リード。ちゃぶだいのような氷塊がバコバコ落ちる。「Aホールはここか?」と、慎重に固いところを捜してピックを挿入する。氷を登るとき真下でビレーはしないように。恍惚としてBCへ。

11月25日 晴のち曇

【下山】CL大滝(5) 中堀(OB) 野辺(4) 原田(1)
 中堀(86年度CL)、大滝(88年度CL)、野辺(89年度CL)、そして我らがアイドル原田(姫君)の4人は今日下山。原田は調子が悪いが、下るにつれて元気になっていく。何とか風呂へは間に合った。メデタシ。雪上トレには物足りないけれど、冬に向けて気の引き締まる3日間でした。

【継母隊】CL香山(3) 下釜(2) 森永(1)
 本日も昨日に引き続き、非常によい天気である。お鉢まわり隊を見送った後、少し遅れて出発。快調に飛ばして一ノ池西の稜線に出ると朝焼けが、そして西の空より雲が迫っている。どうやら天気の悪化はまちがいないようだ。稜線を西に下り、下り口とコル付近に赤旗を打つ。計画ではルンゼ状の所の右(つまり北側)のガレのルートをとるはずであったが、稜線状になっている所のさらに左の踏み跡について行くと、ガレを通っていきなりピーク直下の岩場に出た。ここで7時半の交信を行った後、下釜トップでザイルを張る。Ⅱ級程度の岩登りの後ピークへ。9時の交信まで休憩の後、登ったルートを下る。今度は森永トップ。取付点で荷物をかたずけ、二ノ池西の稜線まで登る。クラストしていてラッセルがなく、非常に楽であった。そこから剣ヶ峰を経てBC帰幕。剣ヶ峰では、加賀白山、乗鞍岳、北ア、中ア、南アの山々、そして富士山が鮮やかに見えていた。

【お鉢めぐり隊】CL上野(3) SL天野(3) 池本(1) 木田(1)
  6:05 日が完全に顔を出す前に出発したため、暗く目がよく見えない。苦労しつつ、だがすばらしいペースで進む。摩利支天の肩を下っているとき、溶岩の間から朝陽が登った美しさに見とれつつ、首を右にひねりつつ進む。
  7:15 継子岳に着く。特に何の感慨もなく、ボーと過ごす。町が小さく見えた。交信が通じ、下山の4名が下り始める事を確認。
  7:35 寒いので出発。雪の吹っ飛んだ夏道を4人は無言で前進。途中リーダーが狂ったように四ノ池に向かって走り出す。だがすぐ戻ってきた。
  8:50 三ノ池小屋を経てケルンへ。おみやげの酒をぶっかけて、皆思い思いの感慨にふける。しかしやはりボーゼンと過ごす。交信後出発。   9:10 雪面がクラストしており、登りは楽だ。息一つ切らさず5分ほどで登りきる。摩利支天肩への登りで下山する四人と会う。深刻な顔ですれちがう。
 10:00 摩利支天肩に着いた。風・ガス・雪ともになく皆元気そうだ。よってピークを踏む事にする。これも夏道らしいのをたどっていくと楽に行き着けた。ゆっくり休んで再び戻る。
 11:00 交信のため肩の手前でいったん停止、すぐ出発。
 12:00 BCで少し休んで本峰へ。かなりのろいペースで行く。タイムリミットの13時には戻れないなと思うが何となく進んでいく。
 13:10 本峰に着いた。リーダーの機嫌はとても悪く、煙草をバカスカ喫った。
 13:30 予定通り一ノ池をつっきってBCへ。一ノ池への下りは神社の裏から下ると良い。

【下山】CL上野(3) SL香山(3) 天野(3) 下釜(2) 森永(1) 池本(1) 木田(1)
 14:00 低気圧の接近におびえ、下山する事になっていたのでとにかく出発する。皆疲れているようなので、自分も機嫌の悪いリーダーは歌を歌ってごまかす。ごまかしつつ皆には歩いてもらう。途中真っ暗になりヘッドランプで行く。
 19:00 濁河着。お疲れさまでした。