大雪山クワウンナイ川遡行~旭岳 報告書

【メンバー】
CL:野辺(3) 佐藤(2) 天野(2) 下釜(1)

【日程】
8月10日~8月16日

8月10日 晴 曇 雨
クワウンナイ川出合(11:05/16:00)800㍍付近TS

 昨日の札幌ビール園が頭のスミにかすかに残ってはいるがとりあえず旭川発。バス料金は観光協会が負担するとかでただ。ラッキー!20分歩いてポンクワウンナイとの出合。クワウンナイ川は立派な川である。下部は単調な沢歩き。メットもいらない。(この後ずっとつけない。この川メット登攀具いらぬ)ただ広い河原は左右から何本も沢が入り込み現在位置の確認が難しい。そのうちがんばっていた太陽も雲に隠れ出発が遅かったので予定のカウン沢出合を諦めて左岸の台地をTSとした。さっそく釣りを試みるもすご腕佐藤の「一匹のイワナ」のみ。トマトスープにぶち込んで食う。

8月11日 雨

 沈殿。きのうの天気図通り気圧の谷がやってきた。川は増水し動く気もしない。他パーティー(この沢有名他パーティー6ほど、少し興ざめ)も引き返してきた。朝起きるとツエルトをかぶっていたのは2年2人。シュラフカバーのない下釜はシュラフビトビト。今夜から彼は金のレスキューシートでバリバリ音を立てて寝ていた。オッシャレー。

8月12日 曇 晴 曇
TS(6:20/10:30)カウン沢出合(12:30/14:20)滝の瀬十三丁(17:40)源頭

 きょうは出発。水は引くようだ。カウン沢に近づくとゴーロ帯となる。出合で釣り。ここは入れ食い。2時間ほどで13匹。源頭まで持っていく。まもなく魚止めの滝。いよいよ滝の瀬十三丁である。なんじゃコレャ!どこまでも延々と続くナメに緑のカーペットが敷き詰めてある。初めて来た人は驚いたろう。神々の悪戯か。思わずすべり台。やりすぎてジャージの尻に穴があいた。これを抜けるとオーバーハング滝。高巻きに唯一の岩場だが楽勝。あとはお花畑の源頭へ。

8月13日 曇 雨 雨
TS(7:20/10:05)ヒサゴ沼避難小屋

 一度トムラウシへ向かうが曇天の中。今はもったいないということになり、ヒサゴ沼へ。途中ナキウサギを見た。大雪とチベットにしかいないという。声はすれども姿は見せない。でも無理矢理キョロキョロして見つけてやった。トムラウシへの縦走路で我々はある夫婦にあった。2人は「大雪に登り山の広さを知れ」と我々に言い残し去っていった・・・。テン場では雨に降られ小屋に逃げ込んだ。満員で狭いが、シュラフの濡れている下釜はうれしそう。

8月14日 雨ツヨシ 雨 曇
TSヒサゴ沼避難小屋(10:50/12:40)トムラウシ山(14:25)ヒサゴ沼

 きょうは夜から雨足が強い。ためらわず沈殿。天気予報で道内は豪雨、雷、洪水警報が出まくっている。でもその中強引に晴れ間を見つけてトムラウシに行く。でもガスの中視界なんてものはない。写真だけとってサッサと帰ってメシメシ。でも600㌘/日・人ではそろそろこたえてきたのかルーキー下釜が飯盒の底をこそぎ始めた。「のりたま」を食って空腹をいやすやつも出た。

8月15日 晴 曇 曇
ヒサゴ沼(6:05/7:20)化雲岳(7:30/8:20)五色岳(8:30/9:50)忠別岳(10:00/13:30)白雲岳キャンプ場

 天気図では台風が迫ってきていたが晴れてる。でも化雲岳を過ぎる頃からガスの中。きょうこそは大雪の広さを知れると思ったがどうやら雨男or雨女の存在に我々は気づいた。稜線はだだっ広い。カラカラ音をたて登山者が次々とすれ違う。道は田んぼのように悪い。靴を泥だらけにしてTSへ。キタキツネがうろうろしていた。台風が迫っていたが待つと余計悪くなると判断し、きょうは食いつぶしを行った。夜遅く花火をする。笛吹き打ち上げを連発して周りのテントから罵声をくらう。ごめんなさい。

8月16日 曇 雨ツヨシ 雨
TS(5:50/7:05)北海岳(7:15/7:55)間宮岳(8:05/9:00)旭岳(9:05/10:10)旭岳石室(11:30/13:10)旭岳温泉

 朝起きてみると嵐の予感。きのうの食いつぶしできょうは下山しかない。白雲岳なんか知らんぷりで一躍旭岳へ。だが歩くにつれどんどん天気が悪くなる・・・なんてもんじゃなくて旭岳では体が吹き飛ばされそうな暴風雨。でもしっかり写真だけ撮って旭岳を下る。稜線は細い。少しよろめくとガケである。でも天野、佐藤、下釜はよくやった。精神的にしっかりしていて私は安心だったのじゃ。旭岳石室へ逃げ込むと嵐が止んで来た。どうやら一番ひどいときに下りたらしい。失敗した。あとは訳なく旭岳温泉。皇太子も泊まったという風呂に入りエー気持ち。このあとどーしたって?それは天野由紀子先生に聞いてください。みんな教えてくれるのさっ。