剣・真砂沢定着夏合宿 報告書

【メンバー】
CL:野辺 井上(3)天野、上野、香山、佐藤(2)北、下釜、前田(1)大竹口、尾崎、門井、柴田隆(OB)柴田一、竹内、武智(5)大滝(4)

【日程】
7月30日~8月7日

7月30日 晴  ~入山~
室堂(10:15)―(13:20)別山乗越(13:40)―(17:50)真砂沢野営場

 富山で武智、室堂で門井、柴田隆先輩と合流する。30分刻みで進む。最初は調子良いが、そのうちバテテくるのは夏合宿の荷の重さよ。剣沢の下りで2隊に分けるが分けるほど差は開かなかった。

7月31日 快晴  ~沈殿~

 御岳の疲れをとるべく休養とする。門井、柴田隆先輩は長次郎左俣~本峰~剣沢ラウンド。武智さん天野は中国との合同登山隊を迎えに行く。ほかはボケ-。柴田一下山。

8月1日 曇 雨ツヨシ 雨  ~雪練1~
BC(5:05)―(8:10)熊の岩下(9:00)―(11:55)BC

 例年の長次郎左俣で雪練することにし、雪渓を登る。ペースはゆっくりで後にBCを出た中国隊に抜かれ、あれ、老人隊にも抜かれたぞ。そのころ雨が強くなり熊の岩下でツエルトをかぶる。結局雪練を諦め、簡易雪練をしてBCへ下りた。川端さん、井上入山。

8月2日 晴  ~雪練2~
BC(5:10)―(8:35)長次郎左俣(14:30)―(17:50)BC

 きょうこそは雪練だ。今年の長次郎はでぶりがひどく左右のルンゼも割れており気分が悪い。落石も多い。熊の岩を大きく右へ巻く。そして急な斜面をトラバース。雪練場は北壁からの石がゴロゴロしていた。2年歩行上手、1年北下降下手、ストップはみなよくない。柴田隆下山、大竹口、大滝さん入山。

8月3日 晴  ~雪練3~
BC(4:55)―(7:40)雪練場(12:55)―(14:20)BC

 歩行の練習のため北は井上と別山沢へ行く。今日は熊の岩左のスノーブリッジを越えて雪練場へ。見た目より細いが大丈夫。ストップで天野が歯を折る。ワンアットは皆よく止めている。下りはスケーティングを交えサッサとBCへ。天野はあす門井さんと下山を決めた。

8月4日 晴  

~八ツ峰下半~  野辺(3)香山(2)前田(1)
BC(5:05)―(6:40)取り付き―(12:35)ⅡⅢ峰間コル―(12:40)Ⅲ峰―(14:00)Ⅳ峰―(16:50)Ⅴ峰―(18:50)ⅤⅥのコル―(19:50)BC

 取付きの雪渓が上部で割れており嫌な感じ。雪渓から左の壁に移れず岩小舎から取付く。小舎の奥の難しい岩に取付く。上のフェイスまで3ピッチfix。3ピッチ目は防衛大と重なり、また落石ゴロゴロで恐かった。スラブ帯は1年生には緊張の場のようで登ってくれない。一番易しい所を行くことにし、上へ上へと行くと、そこはⅡ山峰間のコルだった。Ⅲ峰の懸垂は簡単20㍍。Ⅳ峰は2つある支点の右で懸垂。左は岩の支点で長い捨て縄がいる。右はもうハイマツが弱りかけておりそろそろ危険。(こちらもザイルの回収の関係で捨て縄は長い方が良い)35㍍下りるとシュルンドの中、急な雪渓をトラバース(フィックス)Ⅴ峰までは三ノ窓側をトラバース。Ⅴ峰からは長次郎側を少し下り、クライムダウンした後、45㍍ぎりぎりの懸垂。だが4~5㍍足りず香山はクライムダウン。前田もなんとか下りた。その間香山は七転八倒のザイル回収をしていた。ⅤⅥのこるからの下りはもう堅くなっており2ピッチフィックス。長次郎を下っていると武智、大滝両先輩が迎えに来てくれた。長次郎出合でもう真っ暗。BCでは皆が心配していた。

~Ⅵ峰Dフェイス富山大ルート~  武智(5)佐藤(2)
BC(5:00)―(7:00)富山大取付き(7:40)―(10:10)Dフェイス頭

 真砂発。天気よし。快調に飛ばす。取付きに到着。登攀の準備をしていると2人パーティーがやってきて、久留米大の取付きはどこかとたずねられた。久留米大はこの奥だと指差してみたが、そこは例年以上に雪がかぶさっていて入っていけそうにない。富山大の方は岩と雪の間から取り付けそうである。佐藤トップで富山大に取付く。ちょっと登ったところから右にルートをとったらしく、どうやら久留米大の下部ルートに入ったようだ。富山大より少しだけ難しい、かもしれない。先ほどの2人パーティーが追いついてきたし、2ピッチ目は左へトラバースして富山大に戻ろうとするが、トラバースが嫌らしいのでバンドまで直上する。途中でザイルが出なくてしばらくじっとしていなくてはならなかったりする。難しくはないが、浮石には十分注意する必要がある。ひとつ大きな石を落としてしまう。3ピッチ目からは岩も丈夫でピンもしっかりの快適なリッジである。スルスル登る。Dフェイスの頭でフルフルを飲む。1時間近い休憩。下降路を注意深く下る。ⅤⅥのコルからは雪渓を行かずに右に逃れる。12時10分に雪練隊(竹内、井上、北)と合流。

~源治郎尾根→平蔵~  大滝(4)上野(2)下釜(1)大竹口(OB)
BC(4:55)―(12:45)本峰(13:15)―(15:30)BC

 きょうは10年ぶりの剣だという鬼の元CL大竹口さん、左門豊作上野、声がかわい下釜、そして大滝という最強(?)の布陣で源治郎尾根へ向かう。取付きはルンゼ右壁。左側ではKGが人の頭くらいの石をボコボコ落としている。「おい頼むで」Uトップ。そして稜線へ詰め上がっていく。ルンゼ内では上野孤立事件も起こるなどまあいろいろあったけどなんとか本峰へ。「冬の北方稜線よりしんどい」とはOOBの一言。んで平蔵で1ピッチ張ってBCへ。やっぱり頂上は良かったのう。

8月5日 晴  

~源治郎尾根→平蔵~  野辺(3)香山(3)佐藤(2)北(1)武智(5)
BC(5:15)―(5:55)取付き―(11:25)Ⅰ峰―(12:00)Ⅱ峰―(13:40)本峰―(14:50)平蔵コル―(18:30)BC

 大竹口さんが下山していくのを見送り取付く。フェイスの右端を登る。結構難しい上部はボロボロ浮石だらけ。そこからルンゼをつめ右のガレ場の弱点をつめると立派な踏み後のある稜線。Ⅱ峰の懸垂問題なし。後本峰でボケ-として平蔵コルへ。さほど傾斜はないが4ピッチフィックス。下部はデブリがひどく雪渓が土まみれ。北のヒールフックはいまいちだ。18:30にBC着。

~Ⅵ峰Aフェイス魚津高ルート~  大滝(4)上野(2)下釜(1)
BC(5:15)―(5:55)取付き―(11:25)Ⅰ峰―(12:00)Ⅱ峰―(13:40)本峰―(14:50)平蔵コル―(18:30)BC

 きょうこそ岩が登れるぞ~とAへ行くが予想とおりの順番待ち。京教の後でした。そして連日の少ない飯のため取付きでレーション解禁。即8時前には空になる。「眠いし寝よか~」という頃順番が来る。1ピッチ目Uトップ。登り込み不足か時間がかかる。Sは源治郎尾根に届けと言わんばかりに「ビレイ解除」と叫んでいる。2ピッチ目Oトップ。3ピッチ目Uトップ。そしてめでたく終了。握手のあと姑息にレーションを残していたSをうらやましく見つめながら、フルフルをむざぼり飲むUとOでした。ⅤⅥから3ピッチ張ってBCへ。きょうもいい天気でした。

8月6日 雨 曇 雨  ~沈殿~

 朝からの雨、寝てるとなんと尾崎OB入山。「え、あす下山ですよ」の声に尾崎さんは長次郎~平蔵ラウンドへ。

8月7日 雨 曇 曇  ~下山~

 別山乗越からフリー。やっぱり下山はいい。