氷ノ山八木川源流左俣報告書

【メンバー】
L野辺(3)天野・香山(2)北・下釜(1)

【日程】
6月23日~6月24日

6月23日 晴 曇 曇
JR八鹿駅(7:35)―氷ノ山鉢口―(9:25)左俣出合(9:45)―(12:50)不動滝(13:10)―二股(16:00)

雨を覚悟していたが出合に着くことにはなんとなく晴れている。まだまだついているに違いないと自負し、草鞋をつける。左または一見八木川本流の支流といった具合。目立たない。堰堤が目印。すぐに40~45㍍の連瀑帯の下に着く。見た途端高巻きの決定をする。廊下の入り口に戻り、右岸の壁と草付きの間から高巻く。天野トップ。巻き道はルートを見つけるのには困らないが、高巻きの宿命か雨のせいか足下が大変気分悪い。次の3段の滝の1段目は右岸を巻き気味。2段目は楽に登れる。3段目は今回初めてのフィックス10㍍。トップ香山は右岸のルンゼの右を行く。ここはつるつるで難しい。他の4人はルンゼを登る。少し行くと不動滝。30㍍ほどの高さから水流が岩肌で波を立てて降りてくる。きれいやね、やっぱり。こりゃええわ、という感じ。しばらく休んでいよいよ取付く。香山空身でトップ。上部の凹角を目指して登りきる。残置ハーケンは適所にあるがやはり難しそう。滑りそう。セカンド下釜はアンザイレンで空身で行くが下部で滑って落ちている。結局1年生と野辺は荷を持って高巻くことにする。カラビナ・シュリンゲの回収に天野をアンザイレン空身で直登してもらう。2年生の登攀は安定しており、不安を感じさせない。その後2年生2人の荷上げを試みるが2人でこの荷をこの水流での30㍍の荷上げは不可能であったことが、すぐわかる。とりあえず野辺、北、下釜は左岸を巻く。巻き道ははっきりせず急だ。滝上で2年生と合流。2年生は荷物の回収に巻き道を9ミリ一本で懸垂しまた巻き上がる。ああ手際が悪い、この隊は。不動滝を登ると塀t難易なりうっそうとしたヤブの中の水流を遡る。二股はすぐだったが、TSに適する場所はほとんどない。無理矢理水草を刈り、整地したがツエルトの端で寝ていた北は濡れた地面で寝て、朝背中をびしょびしょにしていた。上野の角瓶もここで息絶える。天野の花火をみんなでしたころ、眠くなってきたので寝た。21時だった。

6月24日 雨 曇 雨
TS(6:20)―(13:30)稜線―氷ノ山山頂(13:45)―神大ヒュッテ(14:40)―丹戸バス停(16:40)

 きょうは朝から曇よりした天気。「ここまでか」と思いつつ出発。流木のある滝は左岸を10㍍フィックス。天野トップ。苔は生えているがホールド、スタンスはある。沢筋はかなり細くなり流れも強くない。「2段40㍍って本当にあるんかァ?」と思っていると、あった。ここはパーティーの状態を見て巻くことにする。パーティーの力次第では登れるだろう。香山トップで左岸を巻く。巻き終えると次は「15㍍の滝」だが、もっとありそう。(20~25㍍かな)初め草付きの左の水流寄りを登るが、トップ香山が落ちてきた。逆層でよく滑る。野辺が左岸10㍍フィックス。延々2時間この滝にかけた。上の二股を右にとりしばらく行って笹のやぶこぎとなる。途中赤テープの踏み跡を発見するがたどるとどんどん氷ノ山山頂が遠のく。やはりひたすら真南を行く。1時間半で稜線に出た。そのまま山頂で万歳三唱と握手であとはバス停まで。バス停に着くと雨がザーザー降ってきおった。我々はついていたに違いない。