文登研夏山研修会 行動記録 - ACKU 神戸大学山岳部

【メンバー】
坂本(4)、 間瀬(2)、

【日程】
8月29日~9月1日

文責:間瀬(2)

8月29日(月) 快晴

室堂に着くと、快晴である。雷鳥沢の登りは休憩をとらず、一本で登る。剱沢の雪渓への乗り移りに戸惑った。もうすこし手前の、傾斜の緩いところで乗り移るべきだった。

真砂沢を出て15分ほどすると、雪渓が割れ、スノーブリッジの真下をくぐる危険個所に出合う。二股には予定より遅れて到着し、天気図はとれずじまい。ブヨがやたら多い。豚汁+麻婆豆腐を食べて就寝。

8月30日(火) 快晴
二股5:00~平ノ池8:15~池平山10:30~小窓のコル13:20~三の窓

朝は1時間で出発できた。北俣の雪渓が残っていそうなので、仙人新道ではなく、予定を変更して北俣経由で池の平小屋を目指す。

北俣は15分ほどで雪渓が消え、ふくらはぎの下程度の渡渉を4,5回繰り返す。その後、また雪渓上を歩き、小窓雪渓との出合いに到着。きつい尾根の登りが1時間ほど続き、平ノ池へ。池の平小屋へはそこから20分ほど。

池の平山の登りは急登で、しかも風が全く吹かず、とても暑い。山頂からは八ツ峰と北方稜線がよく見える。ここから先は、かすかな踏み跡しかなく、ルートファインドに苦労する。やせ尾根の通過、草つきのトラバースが延々続き、藪も多い。先生の話によると、稜線上をゆくルートが本当は正しいとのこと。小窓のコルへの急下降でフィックスロープを2本張る。初心者がいたら必ず張るべきだろう。小窓のコルは狭く、あまりビバークはしたくない場所である。

小窓を越えてしばらくいくと、雪渓のトラバースが現れるが、急傾斜で、落ちたら確実に命を落とすほど危険。懸垂下降でロープの末端をこちら側で持ち、安全な場所から懸垂下降できるようにする。

三の窓が目の前のところで、右側が切れ落ちたガレ場の下降が現れる。念のためフィックスロープを張るが、支点構築に戸惑う。17:00ごろようやく三の窓に到着。しかし、ブヨ地獄である。テントは全部で6張りぐらいは張るスペースがある。6人用テントも何とか張れた。水場は三の窓雪渓の右側のガレ場を15分ほど下ったところにあり、踏み跡も付いている。チャーハンに失敗し、皆のひんしゅくを買ってしまった。

8月31日(水) 晴れのち曇り・雨
三の窓~池の谷乗越~剱岳~剱沢野営場

朝は水くみもあり、出発が6:00を過ぎてしまう。昨日と比べたらクライミングチックなところが多く、進みやすい。池の谷乗越の手前のトラバースでロープを出すが、先生は右側からさっさと行ってしまった。長次郎左俣のコルへの下降も、クライミングに慣れていない人がいれば絶対ロープを出すべきだろう。長次郎のコルから山頂は30分もかからないほどの、簡単な登り。山頂はガスって景色は良くない。

別山尾根を下ってゆく。カニの横ばいはセルフビレイをとりながら行くが、そんなに怖くない。天気があやしくなってきているが、あせらず下りる。剣山荘に着くと雨がぱらつき始める。テン場に着いたらさっさとテントを張る。夜にツェルトの張り方を教えてもらう。

9月1日(木) 曇りのち雨・晴れ
剱沢~別山~大汝山~雄山~一の越~室堂

ガスってはいるが雨はまだ降っていない。しょっぱなから別山岩場に向かうグループに付いて行きそうになる。別山に着いてからはかなりの強風で、寒い。現在位置の把握の仕方を練習しながら稜線を進む。特に困難な箇所はない。

一の越を少し降りたところから、搬送の練習を始める。ザックを上下逆さにして交代しながら1人ずつ背負って運ぶ。

室堂へは12:20頃に到着。

感想

体力的には普通の行程だったが、ルートファインド能力のなさ、フィックスロープを張る遅さなど技術的な問題は多かった。北方稜線にはロープ・ハーネス・スリング・カムは必須だろう。