北アルプス縦走 行動記録 - ACKU 神戸大学山岳部

【メンバー】
CL:間瀬(2)、 SL・食糧:上村(3)、 装備:松尾(1)

【日程】
8月10日~8月14日

文責:間瀬(2)

8月10日(水) 晴れ

6:30に六甲道に集合。岩澤氏のお見送りと差し入れ。ありがたく頂く。18キップで鈍行列車の旅に出発。意外と時間もつぶせて、上高地へ16:30着。徳沢に18:30着。最高のテント場。

8月11日(木) 曇り
徳沢4:45―長塀山7:35―蝶ヶ岳8:35―常念岳13:15―常念小屋14:05

3:00起床の割に朝はのんびりしすぎた。長塀山の登りはつづら折りの整備された道で意外と楽。急坂とは思えない。蝶ヶ岳までは泥でぬかるんだところが多かった。

蝶ヶ岳に出ると森林限界を超えた稜線のため風が強く吹き付ける。蝶ヶ岳ヒュッテはトイレが無料かつ、手洗い用の水もあり、親切。小ピークの登り降りと樹林帯の暑さに辟易しながらも進むと常念岳への登りが始まる。一日歩いた足には急坂かつ、岩がごろごろして歩きづらい道はつらかった。山頂には祠があった。さっさと急なザレ道を下り、常念小屋へ。テント場がかなり埋まっており焦るが、何とかスペースを発見する。テント場は斜面になっていたが、意外と快適。トイレは3つあり、それなりにきれい。ペーパー完備。携帯も電波が入る。夕食はご飯もきちんと炊けてばっちり。夜になって、やっと天気が良くなり、槍ヶ岳が黒いシルエットで浮かびあがり、満天の星空に流れ星も見られた。上村は軽い高度障害?靴紐の締め具合もとても気にしていた。

8月12日(金) 快晴
常念小屋4:00―東天井岳5:45―大天井岳6:30―西岳9:10―槍ヶ岳山荘13:10

2:30起床。撤収がスムーズすぎてトイレタイム。まだ暗い中一番乗りで横通岳に向かう。

吹きっさらしのため、少し休憩するだけで身体が凍える。雲ひとつない快晴で、槍と穂高がよく見える。東天井岳の辺りでライチョウ3匹に出会うが、上村・松尾は無視。間瀬はきっちり写真に収める。やはりライチョウはかわいい。

大天井岳にも問題なく到着。道はトラバースばかりで、たまに細くなるが特に怖いところはない。360°の大展望が待っていた。

西岳までは風がほとんど吹かず、暑さに耐えながら頑張る。西岳到着時にコースタイムを2時間短縮していたので、かなりいいペース。しかし、上村は高度障害に苦しんでいたことを自覚していなかったようで、間瀬も気づかず、ここで槍ヶ岳に向かった判断が正しかったのかどうかはよくわからない。

東鎌尾根は小ピークの連続で、日差しがもろに降り注ぎ、かなりつらい。ただし、道自体は大したことはなく、整備されている。西鎌尾根のほうがきついと思う。

槍ヶ岳に無事到着。テント場はかなり埋まっており、14時には満席。危なかった。上村の調子が良くないので、間瀬・松尾の2人で山頂へ。登り降りは全く問題なし。山頂に登るとガスが出てきてしまった。上村は、食欲は間瀬より多く食べるほどある。天気予報では、午後に雷雨の可能性があり、上村の体調も考え、翌日を休養日とする。

夜、槍ヶ岳山荘でバイト中の金が差し入れも持ってきてくれる。ありがたや。

8月13日(土) 快晴のち雨

休養日。上村はテント内で休んでいる。一日休んでも体調が回復しないので、翌日は大キレットを回避し、槍沢経由で下山することにする。

8月14日(日) 快晴
槍ヶ岳山荘6:00―槍沢ロッジ8:30ー横尾9:40―上高地12:10

天気が良くて悔しいので、槍ヶ岳山頂から日の出を拝む。槍沢は、ホントに北アルプスか?と思うほど整備されており、エスケープルートとしては最高。上村の体調も回復した。上高地に着くと観光客の多さに驚く。風呂も入らずさっさとバスに乗り、鈍行列車の旅で神戸に帰る。

所感

上村の体調に関して、本人にも長時間歩行による疲れなのか、高度障害なのかよくわからなったようである。CLとしては、事前に、少しでも異変があれば言えと言っていたので、残念である。2日目の行程を西岳で切っていれば、体調が回復しキレットに行けたかもしれない、と考えると、CLの体調判断が甘かった。食事作り、テント撤収はスムーズにできており、言うことはないと思う。