冬期中央アルプス縦走 報告書

【メンバー】
CL:石丸(2) SL・装備:岩澤(5) 食料:中澤(外部)

【日程】
2月24日~2月26日

2月24日(水)
8:30阪急梅田前 ―(伊那バス)― 13:17駒ヶ根市14:00 ―(駒ヶ岳ロープウェイバス)― 14:51しらび平 ―(駒ヶ岳ロープウェイ)― 15:12千畳敷 … 17:30稜線上 … 17:40 宝剣山荘

一時は予期せぬ珍事に見舞われながらもなんとか実行にこじつける事が出来たこの山行、少々天気がぐずつく予報であったがとりあえず現地まで行ってみようということで決行に移した。
 この日はアプローチ。青春18きっぷが使える期間ではなかったため、高速バスでアプローチをする。青春18きっぷより少し高いが面倒な乗り換えがないだけ、かなり楽だった。駒ヶ根市に着いた後はロープウェイの麓側の駅のしらび平へ向かい、そこからロープウェイで千畳敷まで行く。予想していたことだがロープウェイバスもロープウェイも貸し切り状態だった。
 当初の予定では千畳敷で幕営する予定であったが、幕営禁止の看板があったため急きょ宝剣山荘まで向かうことにする。雪崩注意報がでていたので万が一の事があってはいけないのでルートの東側の尾根を登る事にして、尾根の取付き部分からワカンを装着した。結論から言うと地図通り谷道を詰めていった方が良かっただろう。尾根の雪はぐずぐずで歩きにくく、ところどころ雪面にひび割れができていて雪崩が起きそうなところが何箇所かあった。バイルが1人1本あったらいいだろう。
 ひぃひぃ言いながら稜線上まで着くと西側の空には綺麗な夕焼けが広がっていた。暗くなるまでにはテントを立てねばと、急いで小屋付近まで向かう。一応小屋が開放されていないかチェックをするがどこも開いておらず、結局宝剣山荘の西側で幕営する。

2月25日(木)
6:20宝剣山荘 … 6:35宝剣岳 … 8:48三の沢分岐9:04 … 11:30檜尾岳 … 11:48檜尾岳避難小屋

 4:30に起床。天気がいいことにウキウキしながら準備をし、出発する。宝剣岳の登りはよく凍っていてアイゼン・ピッケルがよく効いた。ダブルアックスで順調に登っていくと、案外簡単に山頂に着いた。山頂にいても風が強くて寒いのですぐに下ることにする。下りはザイルを使う。そこから三の沢分岐まで登ったり下ったりする間にもう一度だけザイルを使った。ここまで、登りは三点支持で簡単に突破できる程度で、むしろ下りが怖かった。2度目のビレイの時はトップとビレイヤーの間で声が届かず手間取った。
 三の沢分岐から檜尾岳は、広くてかなり歩きやすい尾根道が続く。平和だなぁと言い合いながら難なく突破する。濁沢大峰の2峰目はルート集どおり西側をトラバースした。檜尾岳を登る時は、東側に雪庇が発達しているので尾根の西側を通った。檜尾岳山頂から檜尾岳避難小屋までの下降はなだらかな尾根を通るが、そこの雪面が割れていて1日目の尾根同様雪崩が起きそうだった。
 避難小屋に到着後20分間も四苦八苦して扉を開き、小屋に突入する。ロープウェイ同様貸し切り状態で、広々とした空間を満喫しながら気象通報の時間まで昼寝する。結局、気象通報の結果と携帯で得た天気予報により明日檜尾尾根から下山することにする。低気圧と前線の影響で天気が崩れることは明白で、予備日を目一杯使っても天気が好転する気配がなかったからである。その後、夕飯を食べた後、岩澤・中澤ペアは小屋内でテントを立ててその中で寝る。石丸は狭いからイヤだとテントに入らずに寝る。

2月26日(金)
6:35檜尾岳避難小屋… 10:30檜尾尾根登山口バス停

 0時頃から雪が小屋を打つ音が絶える音が聞こえ始め、結局朝起きて出発準備が完了するまで風がやむことはなかった。このまま待ってもしょうがないだろうと、○時頃出発。尾根上は、森林限界まで西から東に風が吹いていて冗談抜きに体が吹き飛びそうになるくらいだった。檜尾尾根は歩くのには難しくないルートだが、ガスった時にはルートファインデイングに注意すべきだろう。
 下降するにつれて雪がだんだん雨となり、皆びしょ濡れになりながら黙々と下った。結局10時半ごろにバス停に着く。そこからバスに乗って温泉に行き、食事・喫茶ガロで半年分くらいのカツを食べ、駒ヶ根市から高速バスに乗り、帰神した。