比良八池谷 報告書

【メンバー】
 A班 CL奥山(2) SL岩澤(4) 請川(3) 石丸(1)
 B班 SL/装備山川(4) 近藤(5) 吉田(1)

【日程】
 5/23(金)-5/24(土) 前夜発アプローチ 予備日なし

文責・奥山岳典

5/23(金)22:00六甲道-(電車)-0:10近江高島
5/24(土)7:00近江高島-(タクシー)-7:30ガリバー旅行村-7:45入渓地点-8:30大摺鉢-8:50貴船ノ滝上-10:00オガサカ分岐-11:30広谷分岐-11:50北比良峠-14:00比良

 

 「降水確率が高すぎる。初めて沢へ行く吉田もいる。危険だ。」「近藤、山川、岩澤は一度行っている。そんなに難しい沢でもない。」「とりあえず行って様子を見よう。ダメなら登山道を行けばいい。」「ワシはわざわざ雨の中登山道を歩くのはイヤやな。」喧々諤々の議論。五月晴れの金曜の昼。LANSBOX前。明日こんな天気だったらなぁ。。。雨が降ると分かっていながら沢に入るのは無謀ではないか?しかし、我々にはどうしても延期にはできない訳がある。7人がそろった。7人がそろったのである。この機会を逃せば全員がそろうことはないだろう。ということで今回は「現役全員参加」というメモリアルな沢登りなのでした。

 

 20時六甲道集合。請川は京都で合流する。0時過ぎ近江高島着。高架下で尾崎さんからいただいたボンチアゲと山田錦を囲み輪になり座す。OBの偉大さに感謝。それにしてもこの7人、怪しすぎる。1時就寝。5時起床。雨が降っていないのでテンションが上がる。しかしタクシーは7時まで来てくれない。ひまをもてあまして原っぱで柔道の寝技をしている奴らがいる。奥山はこのとき時計をなくす。2台に分かれてタクシーに乗る。7時半ガリバー着。さっさと準備をし、記念撮影。入渓地点までの道中、吉田が熱くてジャージを脱ぐが、このとき軍手を置き忘れてしまう。そこで山川が吉田に軍手を貸す。7時45分入渓。登山道で左岸から堰堤を巻く。出だしの小滝で吉田がシャワーを初体験する。ここから魚止めの滝、障子ノ滝、空戸ノ滝と続く。曇り空なのに、白い花崗岩からなるこの谷は明るく美しい。悪場では梯子や鎖がありラクチンだ。実は私、沢に没頭し過ぎて、どこをどう登ったのかあまり覚えていない。リーダー失格である。反省。そういえば、空戸の滝のゴルジュ内の斜瀑で、右岸をへつり気味に斜上しているときにコードレットを使った。A班、B班と分けているのだが、ごっちゃになって行動する場面が多い。8時半大摺鉢着。変な文字と一緒に皆で写真を撮る。その後現れる屏風滝は右岸から巻く。するとそこには見応えのある貴船ノ滝30Mが待っている。遊び心を刺激された近藤、吉田、奥山はザックを置いて滝ツボへ。雄叫びを上げながら滝に打たれる。貴船ノ滝の手前で登山道は右岸から左岸へ移り、梯子と鎖の設けられた岩稜をアスレチック気分で登る。8時50分貴船ノ滝上着。核心部を抜け、ここから谷は一気に平坦になる。チョックストーンが次々と現れる七遍返しの滝を越えて、10時頃オガサカ分岐に至る。谷は広々としている。まぼろしの滝を越えて小休止。じっとしていると結構寒い。A班が先に出発する。すぐにB班が見えなくなってしまったが、まもなく追いつく。この辺りで、遡行図に書いてある流木ささるとか流木つまるらしきものにいくつも出くわす。触発されたのか、岩澤は浮かぶ流木を固定し、流木かかるを新設する。この後、2年前に山川がドボンしたという釜に今回は奥山がドボン。山川はスリングを上手く使って前回の雪辱を晴らす。鉄人近藤は自力で突破。11時半広谷分岐着。ここで遡行を終了する。この頃には小雨がぽつぽつと水面を打ち始める。雨の中、ある者は運動靴に履き替え、ある者は下半身タイツになる。丸太橋を渡った後、南に向かい、スキー上を横切り北比良峠に出る。11時50分。かろうじて琵琶湖を臨む。後は比良駅に向けて下るだけ。例によって山川はイノシシの如く坂道を疾走する。なんとかついて行く者もいるが、請川、近藤は終始のんびりしている。離れてしまうと、ホーホイッとお互いを確認する。大山口を経てイン谷口へ。最後は田んぼを突っ切りゴールイン。京都で電車を降りて餃子の王将へ行く。請川は京都でバイバイ。京都駅に戻り新快速を待っていると、山川と近藤はこっちの方がすいていると言って普通に乗って行ってしまう。本当に協調性のない奴らだ。このようにして、戦い終わった七人の侍はそれぞれの帰途についたのであります。