【メンバー】
CL山川眞郷(2) SL岩澤貴士(2) 近藤昂一郎(3)
【日程】
2006年6月10日(前夜発1泊2日)
【行程】
近江高島駅-ガリバー旅行村-空戸ノ滝上-オガサカ谷出合-広谷-北比良峠-イン谷口-比良駅
文責・山川(2)
6/10(土)薄曇り
近江高島駅-(Taxi)-ガリバー旅行村6:18-(入渓)6:55-空戸ノ滝上7:30-大摺鉢-貴船ノ滝上8:00-オガサカ谷出合8:50-広谷(遡行終了)9:55-北比良峠-イン谷口-比良駅12:10
今年も沢の季節到来です。1本目はこの「比良・八池谷」。5月28日に計画していたが、雨で延期になり2週間後の今日行くことになった。
9日の夜10時に六甲道に集合し、湖西線の近江高島駅まで行き、仮眠する。職質を掛けられました。
朝5時に起き、6時に予約していたタクシーに乗り、ガリバー旅行村へ。入山連絡をして行動を開始する。暫く登山道を700m程進み、沢が見えてきたところで(自然に)入渓する。
ハーネスを装備し遡行を開始する。最初に堰堤が2つあるが、左岸に登山道があるので問題なく越せる。次に魚止めの滝(6m)が現れる。ラインは左だが、右の階段状の易しいところを登る。
次に障子ノ滝(2段10m)が現れる。これも左がラインで、苔が付いているもののホールドはあるので登れそうだったが、水飛沫に追い返され、これも巻く。巻き道は左壁で、鉄杭が打ち込まれている。この八池谷では、このような悪場では梯子や鎖でフォローされている箇所が多い。
障子ノ滝を越えると空戸ノ滝のゴルジュ帯(連瀑帯)が現れる。当初では巻く予定だったが、事前に収集した情報(ガイドやネット)ほど悪くはなく、突っ込む。入口の斜瀑8mに突っ張りで取り付き、フリクションを利かせながら越す。連瀑帯と言うだけあり、確かに5m程の滝が幾つも連続で現れるが、何れも滝の左右の傾斜が緩く、問題なく越せる(ザルやな)。ただ、多少ホールドが細かいところがあるので注意を要する。
ゴルジュを抜けるとすぐに大摺鉢である。岩に刻まれたオカルトチックな紋章に疑問符を浮かべつつスルーする。
暫くして現れる屏風滝(2段5m+CS5m)は通例通り左を巻く。上には貴船ノ滝30mが待ちかまえている。確かに豪快な滝である。左岸のV級程度のリッジを登り、巻く。
核心部を抜け、小滝やナメを越えながら進む。七遍返しの滝(斜12m)は落ち口まで近づき、水線右を登る。この後はオガサカ道を左に分け、暫く平流となる。オガサカ道分岐付近では、近頃大きな崩壊がありこれはトポには書かれていない。まぼろしの滝は右壁を登る。
後半残り僅かというところで猛攻撃を仕掛けてくる。最後までテンションの高い谷だ。大きな滝はないものの、前半の核心部よりも内容が詰まっている。途中の流木の刺さる(詰まる?) 滝 (3m) では、ヘツリが困難なためスリングを岩角に引っ掛け、ターザンの要領で越す。この時山川は最初失敗し結局釜にドボン。普段は場の空気を読めないが、この時はちゃんと読めて良かった。沢登りにはこういうクリエイティブな要素があり面白い。
最後は完全な平流になり、充実感も一入である。広谷に着くと装備を外し、一休みをする。ここまで3時間弱でコースタイムより微かだが早かったようである。
下山途中の比良山スキー場では割と規模の大きい工事をしていた(再開するつもりか?)。北比良峠を越えてダケ道を小走りで下る。大山口まで降りると車道になるのでランニングに切り替え、比良駅まで走る。
比良駅には12時10分に到着。23分の電車で帰路に就く。
反省会記録
ザイルを出さなかったことと、滝の直登・巻きの判断が妥当だったので、テンポ良く進むことが出来きました。その反面、前者では出した方がいいかもという場所は幾つかあったし、後者では滝の直登においてかなり岩登りの技術(細かいホールドとフリクション、バランス)が要ることが実感できました(岩トレのお釣りが来た?)。ザイルについては10mほどの短いものを持って行くと色々な場所で重宝するでしょう。そんなこんなで今回の遡行は僕達の力量に程良く合っており、充実したものでした。ありがとうございました。