雨天山行 山上ヶ岳(阿古滝道) 報告書

【メンバー】
 CL伊藤(2) SL近藤(2) 装備 山川(1) 装備 岩澤(1) 小宮(OB)

【日程】
 2005年6月11日

【行程】
 矢納谷出合(4:50)-阿古滝道-山上ヶ岳(9:00)-大峰大橋(11:00) -洞川温泉(12:30)

文責・伊藤(2)

6/11 雨
矢納谷出合(4:50)-阿古滝道-山上ヶ岳(9:00)-大峰大橋(11:00) -洞川温泉(12:30)

雨だ。雨なのだ。雨なのである。本来なら上多古川の沢の報告を書くはずだった。しかし雨により沢を中止にせざるを得なくなり、雨天時計画の阿古滝道の登山道から山上ヶ岳を目指すルートで行くことになり、その報告を書くことになる。前日の夜、尾崎さんからのメールにより午前70%午後90%の降水確率を知った我々はうつな気分で電車に乗り、小宮さんと大阪で合流する。岩澤が行きたくないと言っていたが決定会で雨天時の計画が皆の了解を得ていたので、ほぼ沢には入れないと分かっていながら大和上市駅まで行き、駅で寝る。翌日起きたら雨は降っていない。朝4時にタクシーに乗り、入山地点である上多古川本谷と矢納谷の出合の手前の林道の終点までお願いする。10500円であった。5人で割りやすい見事な値である。入山して5分で岩澤、山川が止まり早くも迷っている様子である。地形図を見て確認し、大丈夫ということで進む。この後何度もこのように迷う場面に遭遇するが地形図の他に色テープがかなり役に立つことになる。沢が見えると小宮さんが沢に入っちゃおうかと冗談だろうがしきりに言ってくる。まだ雨は降っていない。しかし6時40分頃、2度目の休憩時、あれよと思う間に本降りになる。70%は伊達ではない。伊達であってほしかった。先頭を皆で交代しながら登っていくがそこそこに険しい道が続く。まるで沢を高巻いているようだと思うところもある。谷筋を巻いているところでは伊藤と山川が登り過ぎて降りる時、伊藤は結構石を落とす。洞窟と思われる穴もある。入山するところに熊に注意という看板があり、熊が出てくるのではないかと思いながら通り過ぎる。進んでいくと沢に当たり水を補給する。阿古滝はどこか。ちょいと進むともう1本沢があり、阿古滝はこの先という木板がある。滝を覗こうとする近藤の立ち位置が傍目恐い。ここからは似たような景色が続く登りである。しかしながら眼鏡が雨と熱気により曇って見辛い。地形図が見にくいし、色テープも探しづらい。うっとうしいこと此の上無い。少し開けたところに出て、ピークを左から巻く道を探していくとしっかりした登山道に出る。なかなか面白い道であった。そこから山上ヶ岳へ行く細い尾根道がいい。辺りに霧が掛かっていて、風が強く吹いて楽しくて、雨も止んだすぐの状態。この神々しさ、この感じ、筆舌に尽くしがたい。静謐とか解脱という言葉が合っている。大峰山寺の前で休憩をする。ざっと1000m上 がってきたので息が若干白い。何か中央に大きな穴が掘られているのが気になる。寺の中にあるろうそくの炎が暖かい。山頂に寄り下山していくのだが岩が滑って恐い。途中、やたら登ってくる人が多い。白装束を纏った若い人たちや山伏の格好をしている人など200人以上と出会う。こんにちはと挨拶すると聞き慣れない言葉を返してくる。おまいりーなのか、やまいりーなのか。子供が父親らしき人に「ねえ、よー、おまいりーっていうの?」と話していたことから私もそう挨拶することにする。今日は何かあるのだろう。林道に出てしばらく歩くとつまらないということで自然歩道を歩くことにする。山川が沢を歩きたいと言ってきた。平坦で危険じゃないと判断し、許すと水しぶきを上げて走っていく。元気がいい。でも何度も滑りそうになり(滑っていた?)危なかしい。しばらくして戻ってきた。洞川温泉に到着。小宮さんが温泉代をおごってくれた。感謝。伊藤はきれいになった体に汚いジャージを着て、靴を履くことに憂いを感じる。近藤は着替えをフルセット持ってきている。おまけに折り畳み傘まで。温泉から出ると土砂降りである。その様子を気にしてくれた温泉で働いている女性が、バス停に置いてくればいいということで傘を貸してくれる。ありがとうございます。昼食を食べてバス停へ。バスに乗ると小宮さんがよもぎ饅頭(草餅?)を買ってきてくれて、おいしくいただく。OBの偉大さを感じる。電車に乗り大阪に向かう途中で晴れてくる。まさに今日、この日、この時といった抜群のタイミングで降っていた雨であった。