2004年5月 GW台高縦走 行動記録

【メンバー】
 田中(L)・阪本(新入生)

【日程】
 2004年 5月 1日~ 3日

【主な行程】
 宮の谷~池小屋山~明神平~薊岳

文責: 田中

5月1日(土)晴れ
宮の谷駐車場13:20~二俣(水越谷出合)14:20~奥の二俣15:30

 タクシーの都合上、午後からの入山となる。バスでスメールに到着するとワゴンタクシーがやってきた。入山連絡をする間もなく乗り込む。携帯はすでに圏外で、車道途中の非常用黒電話で連絡を済ませる。
 入山するとすぐに犬飛びのゴルジュに着く。両岸に橋がかかっており、真上から覗き込める。かなり下に蒼く狭い谷が見える。登山道は高滝までは整備されている。所々に崩壊地もあって谷歩きとなるが石がセメントで固められていて拍子抜けだ。
 水越谷との出合を過ぎて間もなくすると、落差50mの高滝が現れる。1週間ほど前に滑落事故があったばかり。休憩を取り一息入れて大高巻きに取り付く。地形図では右岸に道があるが、実際は左岸を巻く。上流までの緊張した登りが続く。阪本は木の枝にザックが引っかからないように慎重に歩けている。下をみると意外に木が少なく、足を滑らすと谷底まで止まりそうにない。途中で青い釜をもつ猫滝がみえる。さらに高巻きが続き、ドッサリ滝を確認できないまま進んでしまう。
谷に戻ってしばらくするとすぐに奥の二俣に到着する。分岐に「池小屋山登山口」の標識があって(田中は見落としていたが)尾根への取り付き点は明瞭である。上流の広いところは4張ほど先客がいるので、分岐近くの沢の中の小高いところで幕営する。さわやかな空気の中で夕食をとり、せせらぎを聞きながら18時に就寝。

5月2日(日)くもり
TS5:50~7:25池小屋山~10:35千石山~12:00明神平

 4:30起床。二人とも朝からラーメンは苦手な質なので、今回はそれぞれのものを持参。田中は玄米入りスープと梅干し、阪本はパウチものと赤飯を少量のみとる。
 池小屋山への登りは急登だとはきいていたが、閉口した。木の根っこが細い尾根を毛細血管のように這っており、それらを手すりにして這い上がる。登っても登ってもまだ上に急斜面が見える。踵が痛い。ところどころで休憩を入れながら進んでいくうちに、急に笹っ原の公園のようなところにでる。「コースタイムだとあと30分はかかるな~」とおもっていたら、ひょっこり頂上に着いてしまう。二人唖然とするが、とりあえず喜んでおく。
 ガスが結構でている。雨まじりの風が吹いているのでカッパを着る。赤倉山を目指して地形図を見ながらいくつかのピークを越える。いくつかのピークの内の一つだと思っていたところが赤倉山で、地形図と歩いた距離との感覚のギャップがいつもより大きくてとまどう。今回の山行では、とかくそういったことが多かった。
 千石山までの縦走路は結構アップダウンがある。ツツジやシャクナゲの花がちらほら見える。ブナの原生林もよくて、氷ノ山ににている、と思う。
 千石山の登り口には確かに水場となる小川があるが、遠目に見る限りでは流れが止まっていて飲めそうにはない。登りきってピークを越え、だ~っと歩く。ただ歩く。相変わらずガスっているが、空気がモイスチャーで気持ちいい。ブナの緑色が溶ける。
 笹ヶ峰を過ぎ、道の途中に「明神岳」と書いてある。これがピーク?へ?もう来ちゃったの?へぇ~・・・。そして12時には明神平に到着する。明日は天気が下り坂ということもあって、今日中に下山しようかとも考えたが、なんかもったいないし、下りはゆっくり行きたい二人だったので予定通り幕営する。天理大の小屋裏の沢を5分ほど行くと水場がある。幻想的なブナの林のなかだが、天気が悪くお散歩する気にもなれず、二人ともシュラフカバーをきて昼寝する。阪本の「4時過ぎてます」の一言で飛び起きるはめになる。あわてて天気図をとると、前線が近づいてきているが下山までは何とかもちそうだ。夕食をとり再び眠りにつく。

5月3日(月)くもりのち晴れ
TS6:30~8:15薊岳~10:45大又

 5:30起床。予報では下り坂とか雨になるとかいっていたが、昨日より天気がよい。
 前山へむかって明神平を登り返す。途中で前山へのショートカットと思われる道があるが、定かではないので三塚の分岐までもどる。相変わらずガスって何も見えないなか進む。  
薊岳は尖塔のような形をしている。やせ尾根でちょっと岩々していておもしろい。むしろ、その後の長い下りがしんどい。ひたすら杉林の中を歩くのだ。踏み跡も赤テープも明瞭であるが、大鏡池がなんと右手に見える。尾根を間違えていることに気づき、引き返す。
もう足が「降りたくない」と言っている。急で長い下り道。山行の終わりを讃えるかのように青空が見えている。
大又に下山後温泉に行く。「ふるさと村」とかいう観光地で、多くの家族連れが河原でオートキャンプやバーベキューをしている。ジューシーな肉の臭いが・・・。その横でラーメンを食べながら乾杯し、帰路についた。