神戸大学山岳部 春山・八ヶ岳(権現岳~赤岳~横岳)報告書

【メンバー】
 L藤本、SL小宮

【日程】
 2004年 3月21日~24日

【主な行程】
 天女山入口~権現岳~赤岳~横岳~硫黄岳~東天狗岳~渋の湯

文責:藤本

3/21 曇り時々晴れ
アプローチ

小宮OBは千葉から、藤本は大阪からそれぞれアプローチ。甲斐大泉駅でステビバする。この駅は夜間開放されていてあたたかく眠れた。しかし水は出ません。水洗トイレは流れます。

3/22 曇りのち雪
甲斐大泉駅~天女山入口(6: 00)~前三ツ頭(8: 40)~権現岳(10: 40/11: 10)~キレットTS(12: 30)

天女山入口から歩き始める。雪はない。天女山頂上のあたりから雪が降りだす。しばらくすると凍った雪が出てきたので2000mくらいでアイゼンをつける。少し雪が増えてくるがトレースがある。前三ツ頭あたりで、ごっつい荷物の二人が下りてきた。なんだかとても楽しそうだ。雪が降り続き、二人のトレースはすぐ消える。権現岳の直前の岩場は左側をトラバースする。思っていたよりもあっさり権現岳に到着。千葉土産のピーク焼をいただいたりしてゆっくりしたのち旭岳に向かう。西側に下る長いはしごは、雪が少なく完全に出ていて問題なし。61段。ツルネ付近はすねから膝くらいの雪。キレット小屋は気づかないうちに通過していた。風のない場所にテントを張る。食糧は南アの残りである。減らしたはずなのになんだか二人分より多い。軽量化のため(?)ご飯を炊いて昼ごはんを食べる。少しあけてまた夕飯を作って食べる。よく食べた。雪は降り続いている。しかし明日は晴れ間もでそうである!

3/23 雪のち曇り時々晴れ
キレットTS(6:00)~2600m付近(8:30)~赤岳(9:50/10:30)~三叉峰(12:00)~硫黄岳山荘(13:30)~夏沢峠付近の樹林帯TS(14:40)

目覚めるとまだ雪は降っていたが、出発するころにはほぼ止んだ。てんばでは30-40cmほど雪が増えている。藤本トップ。ガレ場がもうすぐなのではじめからアイゼンで行く。しかしその手前の樹林帯で、昨日の雪のためところどころ腿まで潜る。ペースが遅い。急傾斜のガレ場も新雪がついていて、岩を掘り出したりしながら登るが、掘りだした岩が浮いていたりする。鎖やはしごは出ているものもあるが多くは埋もれている。2600mくらいから小宮トップ。ひょいひょい登る。しかし肩まで潜るところもあり、トップの小宮は泳ぐ。赤岳頂上で突然青空がのぞく。大喜びする。稜線上も雪が多い。東側には雲海が見える。途中で共装分けてしてもらう。鉾岳は西側をトラバースするが雪が多くちょっとこわい。硫黄岳への登りで藤本ばてる。一年生の時、ここで風に吹かれてたくさんこけたことを思い出しながらケルンを数えて登る。夏沢峠付近の樹林帯でテントを張る。小宮OBは天気図を書くために5分で晩御飯を食べる。が、そのあとさらにお米を炊いて食べる。卵スープがおいしく2杯も飲んだ。今日は誰にも会わず静かな山でした。

3/24 晴れのち曇りのち雨
夏沢峠付近の樹林帯TS(6:00)~東天狗岳(8:30/9:30)~渋の湯(11:10)

外に出てみると、なんと快晴。朝焼けがうつくしかった。感動する。てんば周辺の雪はしまってきていたので、わかんをつけずに出発。しかし雪は深くすぐに履くことになる。朝日の中をゆっくり行く。箕冠山は樹林の中でどこが頂上か分かりにくい。根石山荘付近は風の通り道である。最後の東天狗岳への登りでは、青い空に雪が白くまぶしく胸がいっぱいになる。頂上から来たみちを振り返ると、硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳がうつくしく並んでいる。フイルムを切らしてしまったので二人でスケッチする。それくらい風もなく暖かかった。中山峠への下りはアイゼンをつける。カメラを持って登ってくる人たちとすれ違う。渋の湯からバスに乗り、茅野でお風呂に入る。小雨の中ビールを飲みながら駅へ帰り、ちょっと酔いがまわったところでものすごくおいしいラーメンを食べる。18切符でその日のうちに帰ることができた。

急に計画を出したにもかかわらず、一緒に来てくださった小宮さん、登山本部を引き受けてくれた藤原さん、他の部員の皆さん、OBの方々に心から感謝いたします。最後に本当に楽しい山行ができました。ありがとうございました。