トップページ



四阿山・根子岳スキー登山報告書                             


2003年2月7日〜8日

酒井(OB)



2月7日(金) 

2月には珍しい移動性高気圧が日本列島を覆い素晴らしい快晴になった。午前5時30分自宅(西東京市)発。8時40分「あずまや高原ホテル」に着く。
ホテル脇から10分ほどつぼ足で登り、そこで新しく買ったロシニオールのフリートレック(1メートル位の幅広の山スキー)にシールを付け9時30分から本格的に登山開始。
広大で傾斜の緩い牧場の斜面を快適に登っていく。所々新雪が積もっているが新しいトレースはない。振り返ると北アルプスの山々が一望に見える。 目を北に移すと、戸隠や妙高が見える。下着+ウールのスポーツシャツ1枚でも汗をかく快晴無風で、まことに気持ちの良いシール登行だ。12時頃樹氷帯に入る。樹氷の向こうに真っ白い頂上をスクッと立てた四阿山が見える。目を南に向けると柔らかなスロープを延ばす浅間山が僅かに噴煙を上げている。
根子岳に続く主稜線に到達すると急な雪稜が頂上まで続いている。頂上直下までシール登行を続け最後の20メートルの切れ落ちたリッジはスキーを脱いで頂上に立った。午後2時5分である。
下りは斜滑降、シュテムギルランデを繰り返し樹林帯の上部に出る。
フリートレックは幅が広くて短いので前後の安定性は良くない。また硬い斜面の上でエッジを効かせるのは困難である。
しかし樹林帯に入ると短いスキーの取りまわしの良さが効いてくる。
牧場の上部に出てからは、シュカブラを避けながら大きな回転と直滑降の組み合わせで一気に下山する。午後4時スキーを脱ぐ。
一日中誰にも会わない静かな登山だった。


2月8日(土) 

晴てはいるが、南からの風が強い。奥ダボス第一リフトを降りて午前9時7分、根子岳スキー登山開始。
合い前後して、3,4組のパーティ・単独行者が登頂を開始する。足ごしらえを見るとヒールがあがるアルペンスキーの人が一番多い。カービングスキーを担いでスノーシューを履いている人もいる。登山靴+ショートスキーというのは私だけだ。
1時間程登ったころから、根子岳頂上近くにスキーヤーを運ぶヘリコプターが頻繁に飛ぶようになる。
スノーボーダーが数名滑降して来る。興醒ではあるが、スキーと風で硬くなった斜面は快適で夏よりも登行がはかどる。午前11時頂上に立つ。目の前には昨日登った四阿山が大きな裳裾を引いてそびえる。その遥か向こうには富士山が見える。風が強いので一々見える山の同定はしないが、中部山岳の主だった山がほとんど見えている。
下山は登ってきたルートを滑る。一気にと言いたいところながら、クラストした斜面でスピードをコントロールするため太ももに負荷がかかり、時々休みながら下る。それでも正味20分程度で約6キロのダウンヒルを終えた。12時第1リフト下着。

ショートスキーについて
今回はじめてショート山スキーを使った。登りについては幅が広いので深雪にもぐる心配はなさそうだ。軽い分通常のスキーより有利であろう。
下りでは、クラストした急斜面に弱い。特に今回のように登山靴で滑るとエッジを効かせることが出来ないので苦労する。根子岳のような山ではアルペンスキーの方が有利だ。
一方深雪の樹林帯では取りまわしが簡単で、自分のスキー術が向上したのかと疑うほどだ。

根子岳遠望 モンスター 根子岳頂上 浅間山遠望


 トップページ