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大山冬期山行

CL大西(2) 藤本(1) 矢崎(OB) 大瀧(OB)



3/10 雪のち吹雪
 明け方の3時,大瀧さんのX‐trailで神戸を出発。中国道経由で大山に向かう…はずが,大学付近からかなり雪が積もってきて,六甲トンネルを抜けたところで阪神高速の唐戸ICが雪で入れないことを知り,「これ,中国道もヤバいやろなあ」って話になり,予定変更。山陽道から岡山経由で大山寺へと向かう。途中,ウルトラ初心者の矢崎さんがハンドルを握るというスリリングなこともあったが,無事,大山寺に到着。一昨日からの冬型は今日も続いており,やはり雪が降っている。9時半,大山寺を出発する。 
 大山寺は立派な寺だ。しかも広い。雪の参道を進んでいく。境内を抜けるとトレースがついている部分もあるが,かなりのラッセルを強いられる。進むにつれて風が強くなり,雪も深くなっていく。元谷の大堰堤が見えて来るがなかなか近づかない。
 本来はテント泊を予定していたが,風が強く,皆,疲れており,大瀧さんの鶴の一声もあって避難小屋泊に決定。予定していた宝珠尾根も中止し,避難小屋でのんびりと過ごす。天気図を書き,明日は天気が多少なりとも回復しそうなのが判り,一安心。鳥andブリ鍋と大瀧さんが持ってきてくださったヒレ酒で暖かい夕食。体の芯まで温まりました。

3/11 雪のち晴れ
 5時,避難小屋を出発。剣が峰に向かう予定にしているが,弥山で9時,time limitとする。
 月明かりのせいか,雪はぼうっと青白く見える。小雪が舞っている。それを照らす暖かいヘッドライトの色がきれいだ。雪崩を避ける為,樹林帯を夏山登山道の尾根を目指して登るが,例のごとくラッセルに苦しめられる。しかも,大瀧さん以外はこのような腰以上のラッセルは初体験。慣れないラッセルのせいか,予想以上にペースが遅く,体力の消耗も激しい。大瀧さんにラッセルの仕方を教わるが,それでもなかなか上手く行かない。8時半頃,夏山登山道の尾根に合流する。
 夏山登山道には少しくらい,トレースは残っているだろう,という甘い予想は見事に打ち砕かれ,あいも変わらずラッセルが続く。6合目の手前,僕等が取った夏道沿いではなく,元谷小屋から直接夏山登山道にショートカットするルートを取ったパーティーが目の前を横切っていく。六合目小屋は雪で埋もれ,天井のみが顔を出している状態だった。件のパーティーに追い付き,先頭のラッセルを交代しながら弥山頂上を目指す。大瀧さんはそのパーティーのリーダーと先頭のラッセルで勝負をしているようだった。共にすばらしい体力で,恐れ入る。10時過ぎ,やっとのことで弥山に到着。剣が峰にはタイムリミットを過ぎているので行かないこととし,のんびり休憩する。すると,降っていた雪が止み,太陽が顔を出す。北には日本海が,そして東には剣が峰に続く雪稜が見える。すばらしい景色の前に,来た甲斐があったと思うと共に,来年にでも剣が峰に登りたい,とも思う。
 11時前,すっかり晴れあがった弥山を後にする。きれいにトレースのついた夏山登山道を快調に下る。登ってくる人も大変多い。中にはスキーやボードを担いでいる人もいる。こんなとこ滑れたら本当に気持ちいいだろうな,と思う。別山バットレスや屏風岩を見ながら,12時頃,元谷避難小屋に着く。
 小屋でパッキングを行い,13時頃,小屋を後にする。元谷の堰堤上で大山の見納めをし,一路大山寺へと向かう。行きと違い,トレースも完全にあり,1時間ほどで大山寺に着いてしまう。
 この後,藤本さんと矢崎さんは松江に観光に行くようだ。俺も明日,用事が無かったらなーと思いながら,大瀧さんの車で神戸へと帰る。



今回の山行では,3/3,4で準備していたのが大西,藤原の体調不良により延期となった上,別山バットレスも中止となり,大滝さんや登山本部の入江さんには大変,ご迷惑をおかけする事となりました。また,本番では現役のラッセル経験不足や,病み上がりの大西の体力不足もあり,大滝さんにかなりのラッセルをやっていただくこととなってしまいました。
今回の山行での僕達の問題点はラッセルの経験不足,大西の体調管理の不徹底による体力不足,そのことによるペースの遅さ,アイゼンやワカンの着脱の遅さといったことです。今後,経験を重ね,克服していく必要があるように感じました。
最後になりましたが、車を出していただいたり、いろいろなご指導・ご鞭撻をいただいた大滝さん、登山本部の入り江さんには大変お世話になり、また、ご迷惑をおかけしました。本当にありがとうございました。
(記:大西)


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