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2000 アイゼン合宿(八ヶ岳)  2000.12/22~27 特記以外 記:大西


CL大西(2),SL藤原(2),斎藤(1),藤本(1),橋本(3),小宮(OB),矢崎(OB),大瀧(OB)



12/23 美濃戸~赤岳鉱泉BC

 前日の晩,大滝OBの車で美濃戸まで送っていただく。21時過ぎ,六甲を出発。一週間前に納車したばかりというピカピカのX-trailは快適だ。3時前には美濃戸に到着。少し仮眠を取るがエンジンを止めた車内は大変寒い。6時過ぎ,鉱泉に向け出発する。
 前半は林道が続く。雪はかなり少なく,アスファルトが顔を出しているところもある。今日,石尊稜に登る大滝さんは時間を稼ぐ為,途中で別れ,先を急がれる。
 BCを目前にして,斎藤の調子が思わしくない。直前にテストが合ったため,体力トレーニングが不足していたようだ。8:15頃,BC着。夜通し車で来たため,昼前まで仮眠を取る。
 12時過ぎ,BCを出発。雪練できそうなところを探すが,雪が少なく,しかも全くしまっていないので,できそうな場所が無い。もっぱら歩行のみ,といった感じで15時半頃,BCに帰る。17時頃,大滝さん,藤原,小宮の石尊稜隊と遅れて入山してきた橋本がBCに到着する。
 晩御飯は鍋+大滝さんが持って来てくださったひれ酒!とにかく美味かった。

12/24
BC(6:50)~行者小屋(7:25)~地蔵の頭(8:35)~赤岳(9:45-55)~中岳・阿弥陀岳のコル(11:05-20)~行者小屋(11:50)~BC

 本来は雪錬を予定していたが,アイゼン歩行の練習も兼ね,先にラウンドとする。
 4:30起床。しかし新入生の準備に手間取り出発は7時前。全く注意しなかった自分に責任を感じる。
 いいペースで行者小屋を過ぎ,地蔵尾根に取りつく。所々,鉄階段があるが夏合宿でアイゼン歩行をかなりやったせいか,一年生のアイゼン歩行にも特に不安は無い。稜線上に出るとかなり風が強い。ガスの切れ間から清里の町並みが見下ろせる。前のパーティーに追い付き,ペースが落ちる。9時過ぎ,大滝さんが下山される。ガスに包まれた赤岳から中岳を通り,雪崩るほどの雪もないため中岳沢経由で下山する。途中,雪練で来そうなところを探しながらBCに昼過ぎに着く。
 少し休憩の後,ジョウゴ沢で軽くアイスクライミング。今年の新入生はこういうのが得意なのか,なかなか上手い。自称“カリスマ登山家”の藤原にリードされながら,するすると登っていた。

12/25
雪練(7:20-12:30)

 5:30起床。周りはまさにWhite Xmas。6:55出発。行者小屋に行く途中の斜面で雪錬を行う。が,雪はしまっておらず,雪練には最悪のコンディション。滑落停止をするとピッケルが地面に刺さり,カッパは傷だらけ。そんな中,緊急停止,滑落停止,スタカット,ビーコン探しを絶え間無く行う。緊急停止,滑落停止は夏合宿で雪錬はかなり力を入れたこともあり,一年生もかなり身に付いたようだった。雪がだんだん強くなり, スタカットをもう少ししておきたい感じはしたが,昼過ぎに練習を打ち切る。
 天気図を見ると,大陸の高気圧とオホーツク海の低気圧がかなり発達している。明日の天気が心配だ。

12/26
BC(6:55)~硫黄岳(9:40)~夏沢峠(11:00)~天狗岳(13:40)~黒百合平TS(15:20)

 4時半起床。時折小雪がちらついているが,BCは樹林帯のせいもあり,風はほとんど無い。もあり
周りはまだ暗く,稜線の様子は全く見えない。出発するが,無理なら引き返すことにする。
 テントポールが凍り付いていて撤収に意外と時間がかかる。7時前,出発。
 やはり樹林帯は静かだ。しかし,藤本さんと矢崎さんがどうも調子が良くないようだ。共装を分けようか,と尋ねると大丈夫,との返事が返ってくるが少し心配だ。藤本さんの外付けの共装を分けることとする。
 森林限界を抜けるとやはり吹雪いているが,行けるとの声が大勢をしめ,このまま行くこととする。まったく視界の利かない硫黄岳をケルンを頼りに越え,夏沢峠へ下る。峠には山小屋があるが無人だ。テントを張るスペースもあり,藤本さんの消耗を考えるとテントを張るか迷うが,明日の天候がはっきりせず,エスケープもラッセルを強いられる可能性が高いこと,周りが意外に開けていて風が結構強いことなどもあり,先に進むこととする。
 根石山荘の手前には吹き溜まりがあり,それほど長い距離ではないが,腰まで埋まるところもある。根石山荘の影をわずかに見て根石岳の登りにかかるが,風が大変強い。体が浮きそうなときがある。やはり,やめといたほうが良かったか,そんな思いが頭をよぎる。なんとか根石を越え,硫黄岳の登りにかかる。藤本さんのみならず,斎藤もかなり疲れているようだ。
 硫黄岳を越え,中山峠に向け下りはじめるが,風が強く視界も利かないためペースは上がらない。一年生の消耗が激しく,途中で斎藤を空荷にし,幕営関係の装備の入っていない小宮さんの荷物と交換し,小宮さんのザックをデポする。中山峠から黒百合平まではもう一息。小宮さんはデポした荷物を取りに帰る。
 無事,黒百合平に着き,本当にホッとした。ただ,今日の行動には無理があったような気がする。天候や調子があんまり良くないメンバーがいることは判っていたのだから,やはり,硫黄岳までの時点で引き返すべきだったと思う。

12/27
黒百合平(8:15)~渋の湯(9:30)

 朝,起きてみると快晴だ。風は少しあるが,やっぱり昨日のは延期したほうがよかったな,なんて思う。渋の湯へ樹林の中を快調に下る。木々の隙間から諏訪の町並みが見下ろせ,眼前には南アルプスが横たわっている。
 風呂に入る。体中が解凍されていくような感じがする。

雪練の内容(スタカットが不十分だった)ことや朝(特に24日)の準備の遅さ,26日の行動についてなど,今回の山行での反省点は少なくない。また,このことについてはCLのちょっとした注意で全く違う結果となっていたはずである。反省し,次にいかしたいと思う。

最後になりましたが,OBの皆様にはいろいろとお世話になりました。大瀧さん,矢崎さん,小宮さんやその他のOBの皆様,本当にありがとうございました。 


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